徐艺哲
日本人に紹介したい春節の爆竹 ある日、日本の友達がこんなふうに漏らしていました。「中国は春節の時、爆竹を鳴らすけど、ちょっとうるさすぎるなあ」「春節は楽しく祝えばいいんだから、わざわざうるさくしなくてもいいんじゃない」と。 その友達は中国に来たばかりだったので、中国の習慣についてあまりよく知りませんでした。あの時の友達の言葉が、中国の春節について紹介するきっかけとなりました。これを通じて皆さんにも、中国の文化をより理解していただければ嬉しく思います。 春節は、新しい一年の訪れという意味があります。そして、中国では、長い歴史を持っていると同時に、非常に大切な祝日です。 なぜ春節の時、みんなが爆竹を鳴らすのかと言うと、ある伝説があるからです。 昔々、中国に「年」と呼ばれる怪獣がいました。この怪獣は、普段は海で生活していますが、大みそかになると海から這いあがってきて、家畜や人々を襲っていました。そのため、大みそかになると、人々はみんな村から逃げ出し、山奥で隠れるようにして「年」を避けていました。そんなある年の大みそかに、白髪の老人がこの村にやってきました。例年のように「年」が家畜を襲っていたところへその老人が来て、爆竹を鳴らすと、「年」はびっくりして逃げ出しました。翌日、山奥から家へ帰ってきたとき、人々は村が無事だったことに驚きました。このことから、人々は春節になると必ず爆竹を鳴らして悪い運を追い出すようになり、それが春節の風物詩とも言われる、重要な文化となりました。 友達はこれを聞いて「中国の文化は本当に奥深いんだね」としみじみ言っていました。 子供のころ、新年になると、兄と一緒に爆竹を鳴らしたことが良き思い出として今でもはっきり思い出されます。しかし現在では、春節を祝うための爆竹が多すぎるため、環境問題やゴミの問題が起こっています。環境を汚すのはよくないことだと思いますが、春節の時に爆竹を鳴らすのは伝統的な文化なので、やめてしまうのも良くないと思います。ですから、今後は環境問題についての理解を深め、爆竹を鳴らした後はきちんとゴミを片付けて、あらたな気持ちで新年を迎えるようにしましょう。
Oct 30, 2014 2:18 PM
Corrections · 2
私は、電気爆竹もあると聞きました。音はするけど煙は出ないので環境にいいそうです。
November 2, 2014
そうだったのですね。中国の春節で爆竹を鳴らす理由がわかりました。昔から続く大切な文化ですから、環境問題も考えながらその伝統が守られていくといいですね。
November 2, 2014
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