Tanya
意味が分かりません。皆さん手伝っていただけませんか?お願いします。 赤瀬側原平の「可愛いネコあげます」という小説ですが、二番目の文の意味がちょっと難しいです。言葉は一つ一つ 分かりますが、 作家が何を言いたいのが分かりません。 「家にも背中がある。わが家の背中は北側で、その背中に男の歴史がにじみ出ているかどうかはわからないが、山道が一本にじみ出ている。」 お願いします。
Sep 19, 2014 3:08 PM
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◆予備知識 「背中」 ①身体の背 ②生き様、(その人の)人となりを表すもの、姿  Ex)-a 子供は親の背中をみて育つ。  Ex)-b 男は背中で人生を語る。 このEx)-bの表現を念頭においたうえで… ◆文構造 本文は、背中を使った対比表現です。 A:「男の背中」  からは「歴史」  が  にじみ出ている。 B:「わが家の背中」からは「山道」  が一本にじみ出ている。 BにAのような歴史があるかはわからないが。 「わが家の背中」=「北側」の「山道が一本にじみ出ている風景」のことです ◆意味 「わが家」の特徴(=背中)は「北側」の「山道が一本にじみ出ている」風景にある。 そこに、男の背中が語るような歴史があるかはわからないが。
September 19, 2014
昔は ほとんどの場合、長男が家を継ぎました。代々受け継がれた家は長男が継いで、次男・三男は自分たちで生きていく方法を考えながら、新しい家を建てます。 そしてその家が 男性の価値そのもののようにとらえられる風習がありました。  私は田舎に住んでいるので、いまでもそういう価値観が存在するのを知っています。 昔の男性はみんな、そういう背景があって いろんなプレッシャーやジレンマを抱えながら生きていたことでしょう。 なんとなくこの文章から、そんな物悲しさを感じます。 まぁ、今でも男性は 家族を養わなきゃいけないとか いろいろプレッシャーがありますが、昔は常に周りの目を気にしなきゃいけない状況がありました。日本語で「村社会」といいますが、ちいさな村の中でいかに良く見られるか、いかに「村社会」に順応するか、が人生のすべてだった、とも言えます。少しでも村のルールに逆らえば、その人はその村に住めなくなるのです。 背中というのは その人の生き様を指します。 ここでは男性が 家に例えられているんだと思います。 山道って くねくねしてて 山あり谷あり、すぐに迷子になってしまうし、時々動物が出てきて怖い思いをしたり・・・そんな様子が男性の人生を例えているのかな、と思いました。 ちなみにネコって、いつも自由で どこにも属さずにいる感じがしませんか?この小説を読んだことがないのでわからないけど、ネコはそんな村社会に順応せず、自由に生きている感じがします。 以上、わたしなりの解釈でした^^
September 21, 2014
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