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はい、こんにちは。洋平先生です。えー、今日は”どういたしまして” の話をしたいと思います。
“どういたしまして”、個人的(こじんてき)な話なんですが、私はこの”どういたしまして” をほとんど使わないです。うん、1年に1回か2回ぐらい、言うか言わないか ぐらいですね。
えー、じゃあ、どうして私が”どういたしまして” をあまり使わないか。 まあ、この説明(せつめい)を聞いたら少しわかるかなと思うんで、ぜひ聞いてください。
じゃあ、どういうふうに使うか、 ちょっと良い例を紹介(しょうかい)しますね。
A:荷物を持ってくれて、ありがとう。
B:どういたしまして。
うん、これいいですね。じゃ、もう1つ。
A:宿題を手伝ってくれて、ありがとうございます。
B:いえいえ、どういたしまして。
はい、これは、この2つの例はいい例だと思います。で、”どういたしまして” というのは、 私があなあなたのために、何かを一生懸命(いっしょうけんめい)しました。たくさんのことをしました。その時にあなたが「ありがとう」と言って、私が「どういたしまして」と言うんですね。うん、じゃあ、ちょっと悪い例を言いますね、
A:熱(ねつ)があります、早く元気になってください。
B:あ、ありがとう。
A:どういたしまして、
B:....。
うん、これはあまり良くないんですよ。これ、時々、あの外国の友達からも言われるんですけども、 ちょっとびっくりするんですよね。はい、「えーっ?」って。もう一度言いますが、”どいたしまして”は、私が何かとても大変(たいへん)なことを手伝ったりしますね、あなたのために何かを手伝います、一生懸命(いっしょうけんめい)何かをします。そして、あなたが「ありがとうございます」と言って、私が「どういたしまして」 と言います。ですから、『熱があります』『早く元気になってください』『ありがとう』→『 どういたしまして』というのは、う~ん、あまりうれしくないですね。
えー元気になってくださいと言っただけですよね。うんじゃ、もう1つ悪い例言いますね。
A:その服かわいいですね。
B:ありがとう。
A:どういたしまして。
B:...。
これもうれしくないですね。どういたしましてと言われたら、はい。えー、じゃあ、これはちょっとむずかしい言葉で、今のが『恩着(おんき)せがましい』って言うんですね、うんうん、恩着せがましいはわかりますか。
うーま、簡単(かんたん)に言うと”私とてもいいことしたでしょ?”という強いアピールですね。こういう時にあまり”どういたしまして” は言わない方がいいですね。
あと、最後にこの”どういたしまして”はあまり、あなたの上司(じょうし)、社長や課長、部長 に言わない方がいいですね。あと、先生にもあまり言わない方がいいです、うん。
はい、やっぱそれだけ”どういたしまして” というのは、私は『あなたに 一生懸命いいことをしましたよ』とちょっと、上から目線(めせん)、上からものを言う言葉なんですよ。悪い言葉じゃないですよ、うん、あの、友だちに言うととてもいいとは思うんですけども。
はい、じゃあ、ちょっとどうして私がどういたしましてはあまり言わないかわかりましたか。
え、皆さんはまあどんどん使ってもいいと思うんですけども、ちょっとシチュエーションをお見て、使ってください。
はい、今日も聞いてくれてありがとうございます。日本語の勉強がんばってね、バイバイ👋
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