Sejin
何でひらがなは「がな」だけど、カタカナは「かな」ですか? 連濁のためだと読みましたが、でも何故か理解できません。。
13 janv. 2020 18:43
Réponses · 6
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まず大まかなポイントだけ書きます。 1.『ひらがな』が正しい、正解 2.日本語では合成語で音が変化するのはよくあること。めずらしくない。 ひら+かな = ひらがな 大(おお)+型(かた) = おおがた 日(にち)+本(ほん)=にほん/にっぽん 時(とき)+時(とき)=ときどき その音変化の一つが「連濁」。 3. 連濁は規則が不明確(or 超複雑)。例外多すぎ。 4.連濁をまちがえる日本人はいない。 (国語の成績は関係ない。どんなに成績が悪い学生でも、「時々」を「ときとき」ということはない) 5.しかし、「ひらがな」ではなく、「ひらかな」と書く日本人は現実に存在する。 http://www.a-chi.jp/htj_hirakana.html https://www.pinterest.jp/pin/523754631662488725/ https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138636498 この人たちはバカなのか? 無教養なのか? いや、そんなことはない。理由がある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (以下、話を完結にするために細かいことは無視して書きます) **** 連濁に事実上、規則はない。日本語の発音は、けっこう無秩序。 韓国語ではたとえば「ㅈは語頭なら清音、語中なら濁音」というふうに一行で規則が説明できます。 でも、日本語には、こうなったら連濁するという単純な規則はありません。 「二つの語があって、2番目の語の先頭がカ行、サ行、タ行、ハ行なら なら濁る」というのは、傾向であって、規則とはいえない。なぜなら、ちょっと考えるだけで、例外は大量に出て来るからです。 川上(かわかみ)、唐傘(からかさ)、肩こり(かたこり)、行き先(いきさき)、連絡先(とくいさき)、店先(みせさき)、片隅(かたすみ)、傘立て(かさたて)、生い立ち(おいたち)、長橋(ながはし)、片端(かたはし)、出船(でふね)、夜船(よふね)、などなど。 つづりと発音が違うといえばenoughをイナフと呼ぶ英語が悪名高いですが、日本語もぜんぜん負けていないと思います。一つの漢字に読みが大量にあったり、連濁みたいに、不規則に変わったり。日本は、「にほん」なのか「にっぽん」なのか未定。語頭だって変わりますよ。 大量(たいりょう) 大学(だいがく) 大臣(だいじん) 大戦(たいせん) 大王(だいおう) 大胆(だいたん) 大部(たいぶ) 大便(だいべん) 大根(だいこん) 大意(たいい) 大工(だいく) 大層(たいそう) 大切(たいせつ) (これ、中国の人にとってはホントいやでしょうね。「中国語なら「大」はda4で一種類。なのに何なの、この無意味な変化?」と思うだろうと)。 語中でも変わります。 医者(いしゃ) 患者(かんじゃ) 忍者(にんじゃ) 強者(きょうしゃ) 行者(ぎょうじゃ) 第三者(だいさんしゃ) 後者(こうしゃ) もう、日本語というのはこういうものなので、英語のつづりと一緒で、もう慣れるしかないです。 *** 連濁をさせないようにする条件 連濁については、むしろ「こんな時には連濁しない(しにくい)」という条件、傾向を覚える方が有効です。いくつかあります。 うち代表的なものが、 「二語が組み合わさったとき、『二語が合体して一語になった』という印象が強い場合は、連濁が生じやすい。『いまだに二語は別々である』という印象の場合は連濁が生じにくい」 というものです。 (つづく)
14 janvier 2020
お役に立てたようで、よかったです。😊
15 janvier 2020
皆さん、詳しい説明ありがとうございます! 文法って面白いですね。とても役に立ちました!
14 janvier 2020
連濁にはある程度法則がありますが、例外もたくさんあるそうです。 私など、ひとつひとつ疑問には思わず、それぞれについて、ただ「平仮名」なら「ひらがな」と覚えているだけな感じですが、学生の頃、いつも国語の成績がかなり良かったです。 連濁の法則自体がどっかのテストに出ることなど、ありません。 正直言って、連濁のルール自体は無視して、個々の言葉の読み方自体を覚えるようにしたほうが、早く日本語が上達するような気がします。 例えば試験だったとしたら、 これらはどう読みますか? 「平仮名」「片仮名」 という問題は出るかもしれませんので、ちゃんと「ひらがな」「かたかな」と答えられれば、いいと思います。 「か 」が 「が」になる連濁の基本的な法則に当てはまっているのは、「平仮名」のほうです。平仮名は 平 + 仮名 ですよね。普通はこのように2つの言葉が組み合わさっている場合、後ろの言葉の先頭の文字が「か」「さ」「た」「は」 なら、濁点がつくそうです。「平仮名」の場合「仮名」が後ろの言葉ですので、「がな」となります。 片仮名という言葉の連濁の法則は、「"片"の後の音は濁らないから」という変則ルールだそうですが、「片付ける」などの例外もあるそうです。 連濁がテストに出るかどうかについて補足ですが、日本語教師になるための試験には、連濁の法則まで出るそうです。
14 janvier 2020
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