第3回:2年ぶりのサウジアラビアへ~ご馳走(ちそう)~
第3回:2年ぶりのサウジアラビアへ~ご馳走(ちそう)~
06:23
25 mei 2022
Omschrijving
ふりがな付きスクリプトはこちらをご確認ください♪ https://www.buymeacoffee.com/yoshikojapanese/n-a-1244125 4月にサウジアラビアから帰国したということで、しばらくサウジアラビアに関するエピソードをお話します。今日はサウジアラビアで食べた衝撃的なご馳走についてです。料理や食事に関するフレーズを学べます。 【今日の質問】※解答はスクリプトの下にあります。 ①ズィビーハとはどういう意味ですか。 ②私がこのポッドキャストのスクリプトを書く前に夫に送ってもらった写真は何でしたか。 ③羊肉料理が有名な日本の場所はどこですか。 【スクリプト】 こんにちは、皆さん。お元気ですか?佳子です!今日のテーマは「2年ぶりのサウジアラビアへ~ご馳走~」です。前回もお伝えしましたが、4月にサウジアラビアから帰国したので、しばらくはサウジアラビアに関するエピソードをお届けしたいと思います。今日のフレーズは「断然」です。意味を知らない人はどういう意味か想像しながら聞いてみてくださいね。 前回はサウジアラビアの空港に着いたところで終わりましたね。サウジアラビアに着いた翌日、木曜日の夜に家族みんなで夫の妹の就職祝いと私たちを歓迎する会が行われました。両親、お兄さん家族4人、お姉さん家族3人、弟、妹、私たち3人の計14人が集まりました。こういう家でのお祝いの席は年に数回あるのですが、いつも決まってズィビーハという羊肉が乗ったご飯の料理が出ます。直訳すると「犠牲にされた」という意味になります。中東でよく食べられるお祝いの料理です。大きなお皿にたくさんのご飯と骨付きのカットされた羊肉が豪華に盛り付けられています。以前、2回ほど食べたことがありますが、レストランでテイクアウトしたものでした。今回は違いました。なんと、羊1頭丸々、庭で焼いていたのです。屠殺されて皮がはがれた羊をレストランのスタッフが4-5時間地道に焼いていました。焼けたあとは棒付きのままダイニングテーブルに運ばれました。さすがにお肉の味も断然ジューシーで美味しかったです。ご飯にも肉汁が染み込み、言葉にならない美味しさでした。焼く前の羊の写真をこのスクリプトを書く前に夫に送ってもらったのですが、かなりショッキングな画像でしたね。焼けたあとの画像を日本の友人や両親に送ったら「なんやこれー!!?」て驚かれましたが、焼く前はもっと衝撃的だと思います。 今回、屠殺、つまり動物を殺すのは家に着くまでに行われましたが、家で屠殺して処理する家庭もあるそうです。家で行うとなると、後処理がとんでもなく大変になるので、今ではかなり珍しいみたいですが、日本人の感覚からすると考えられないですね。 日本では動物を食用で殺す際、気絶させてから失血させるノッキング法が取られていますが、イスラムでは生きている状態で喉を切ります。屠殺後は「イスミッラー」(神に誓って)と唱えます。 ちなみに皆さんもご存じだと思いますが、イスラム教徒は豚肉を食べませんし、サウジアラビアでは、一切豚肉や豚肉が入った食品は売られていません。肉といえば、羊肉、牛肉、鶏肉、そしてたまにラクダ肉。サウジのお母さんが作ってくれる夕食は鶏肉、羊肉、牛肉の順で多かったです。日本では豚肉が鶏肉に次いで安く、調理もしやすいのでよく使われていますね。羊肉料理は日本だとジンギスカンとよばれる焼肉が北海道で有名です。 こんな話をしていたら羊肉料理が恋しくなってきました。皆さんもズィビーハ食べてみたいですか?今日のフレーズは「断然」でしたね。一番よくつかわれる意味は「ずばぬけて。なみはずれて。」と「きっぱりと心に決めるさま」です。英語だとby farやdefinitelyです。「このアニメのほうが断然おもしろい。」や「私は断然、朝パン派だよ。」という使い方になります。日常会話でよく使われるので、機会があれば使ってみてくださいね。 それでは、またバイバーイ。 【今日の質問の解答】 ①犠牲にされた ②焼く前のラムの写真 ③北海道
Podcast Kanaal
Japanese with Yoshiko(スクリプト付)
Auteur