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こんにちは。マンガ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が、アニメになりましたね。もうご覧(ごらん)になった人はいますか?
日本といえばスパイよりも、忍者(にんじゃ)を思い浮かべる(おもいうかべる)人が多いかもしれません。でも、日本でもスパイは人気ですよ。
1962年に作られたジェームズ・ボンド(James Bond)の映画『Dr. No』は、翌年(よくねん)『007は殺しの番号』(ゼロゼロナナはころしのばんごう)という邦題(ほうだい)で日本で公開(こうかい)され、大ヒットしました。
邦題とは、日本で付けられた映画などのタイトルです。この映画は人気で1972年に再上映された際(さい)、『007ドクター・ノオ』(ゼロゼロセブン ドクター・ノオ)の邦題に変更されました。
現在、新しい映画の007「ゼロゼロセブン」は、英語の読み方に倣って(ならって)「ダブルオーセブン」と呼んでいます。
それでも昭和(しょうわ)に生まれた日本人は、まだ「ゼロゼロセブン」呼ぶ人がたくさんいます。私も「ゼロゼロセブン」と呼びますね。
SNSを使ってアンケートをしてみましたが、だいたい6割(60%)くらいの人が「ダブルオーセブン」、4割(40%)くらいの人が「ゼロゼロセブン」と呼んでいました。若い人ほど「ダブルオーセブン」と呼んでいるようです。
ジェームズ・ボンドの映画が登場(とうじょう)した1960年代(ねんだい)以降(いこう)、日本ではスパイを扱った映画やドラマが人気になりました。
スパイが活躍する日本のマンガやアニメも登場、ジェームズ・ボンドのように主人公(しゅじんこう)が様々(さまざま)な国で活躍する作品が、次々(つぎつぎ)誕生します。
特に人気になったのが1967年に発表されたマンガ『ルパン三世』(ルパンさんせい)。泥棒(どろぼう)が主人公のマンガですが、主人公がスパイと同じように活躍する作品です。
『ルパン三世』は1971年にアニメ化され、現在も新作アニメが作られる人気シリーズです。『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』のオープニングアニメは、この『ルパン三世』を意識して作ったようですね。
さて、『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の第1話(Episode 1)は、「オペレーション〈梟ストリクス〉」のタイトルが付けられています。
わざわざ日本人もあまり使わない「梟」(フクロウ=owl)という漢字を使っています。これは、日本の有名な小説家(しょうせつか)、司馬遼太郎(しばりょうたろう)の「梟の城」(ふくろうのしろ)という小説へのオマージュではないか、と思います。
「梟の城」は日本の戦国時代(せんごくじだい)の、忍者を主人公にしたお話です。任務(にんむ)を与えられた忍者は、ある女性を愛するようになりますが、実はその女性も彼を監視(かんし)する任務を持つ忍者でした。
このストーリー、『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』に少し似ていますね。「梟の城」は1999年に映画化されているので、忍者に興味(きょうみ)のある人は見てはいかがでしょうか。
アニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』を通じて、日本のポップカルチャーや歴史(れきし)など、様々なことを知ることができます。
どうでしょう、このようなお話を私とレッスンでしてみませんか?それでは、さようなら。
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