「X」ように(目的)~する という場合、 Xの部分には無意志動詞しか使えません。
可能動詞は無意志動詞ですから、kabaoさんの言うとおり、ここには可能動詞が使われることが多いです。
行く、食べる、飲む のように人の意志ですることは「意志動詞」でそれ以外は無意志動詞です。
可能動詞の他に わかる、見える、聞こえる、ある、間に合う、遅れる なども無意志動詞です。
さて、ここで問題になっている「届く」「届ける」ですが、結論から言うと、「届く」には可能動詞の形はなく、「届ける」は「届く」の他動詞で可能の意味はありません。
例:お客さんのうちに荷物を届けるのが私の仕事です。
では、どうして「届く」には可能動詞がないか。実は上で書いた無意志動詞には可能動詞の形はありません。
自動詞と他動詞は勉強したと思いますが、この自動詞他動詞がペア(一対)になっている動詞の自動詞は無意志動詞のものが多いです
例えば:治す(他) 治る(自)
開ける 開く
閉める 閉まる
などの内、自動詞は無意志動詞で、可能動詞の形はありません。
「届く」も同じ理由で可能動詞はありません。
そして無意志動詞は 「X」ように の「X」の部分に使えますから
「病気が早く治るように、うちでゆっくり休みます。」
のように、他動詞の可能動詞を使わないで、自動詞を使います。
でも、注意してほしいのは、ペアの動詞の自動詞が全て無意志動詞というわけではありません。
例えば カバンを本に入れる(他) 喫茶店に入る(自)
お皿を並べる(他) 列に並ぶ(自)
などはどちらも意志動詞です。