朗読 『羅生門』第四話 Recitation 'Rashomon' #4
朗読 『羅生門』第四話 Recitation 'Rashomon' #4
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٢٤ يونيو ٢٠٢٤ ٠٥:٣٣
الوصف
Recitation for Japanese learners. You can practice shadowing, and repeating with this reading. シャドーイングやリピーティングにもどうぞ。 (the text below. 本文は下部にあります。) 📚My lessons: https://www.italki.com/ja/teacher/6185061 ☕Buy me a coffee® https://buymeacoffee.com/hilahilaned ____________________________________________ 『羅生門』 第四話 芥川龍之介・著 'Rashomon' #4 Written by Ryunosuke Akutagawa 作者はさっき「下人が雨やみを待っていた」と書いた。 しかし、下人は雨がやんでも、格別どうしようという当てはない。 ふだんなら、勿論、主人の家へ帰るべきはずである。 ところがその主人からは、 四、五日前に暇を出された。 前にも書いたように、当時京都の町は一通りならず衰微していた。 今この下人が、長年、使われていた主人から暇を出されたのも、 実はこの衰微の小さな余波にほかならない。 だから「下人が雨やみを待っていた」というよりも 「雨にふりこめられた下人が、行き所がなくて、途方にくれていた」 という方が、適当である。 その上、今日の空模様も少からず、 この平安朝の下人の Sentimentalisme に影響した。 【漢字】  作者     さくしゃ 下人     げにん 雨やみ    あまやみ 待っていた  まっていた 書いた    かいた 格別     かくべつ 当て     あて 勿論     もちろん 主人     しゅじん 家      いえ 帰る     かえる 四、五日前  しごにちまえ 暇      ひま 出された   だされた 前      まえ 当時     とうじ 京都     きょうと 町      まち 一通り    ひととおり 衰微     すいび 今      いま 下人     げにん 長年     ながねん 使われていた つかわれていた 実は     じつは 小さな    ちいさな 余波     よは 行き所    いきどころ 途方     とほう 適当     てきとう 空模様    そらもよう 平安朝    へいあんちょう 影響     えいきょう *Sentimentalisme…  筆者、芥川龍之介が あえてフランス語の表記にしました。
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