The Devil's Instruments]. There is an instrument called this. Why is it called by such a scary name?
「悪魔(あくま)の楽器(がっき)」。こう呼(よ)ばれる楽器(がっき)があります。なぜこんな怖(こわ)い名前(なまえ)で呼(よ)ばれるようになったのでしょうか?
<Vocabulary>
悪魔(あくま)~Devil
楽器(がっき)~Instrument
こう呼(よ)ばれる~Be called as this
音(おと)~sound
怖(こわ)い~Scary
答(こた)え~answer
弾(ひ)く~play( an instrument)
バンドネオン(ばんどねおん)~bandoneon
生(う)まれる~be born
渡(わた)る~cross over
アルゼンチンタンゴ(あるぜんちんたんご)~Argentine Tango
〜に欠(か)かせない~〜Indispensable for
アコーディオン(あこーでぃおん)~Accordion
Aに似(に)る~Similar to A
鍵盤(けんばん)~keyboard
蛇腹(じゃばら)~bellows
1つ目(ひとつめ)、2つ目(ふたつめ)、〜目(め)~1st.2nd. the ~th
不規則(ふきそく)~irregular
同(おな)じ~Same
年代(ねんだい)、1800年代(せんはっぴゃくねんだい)~Age、1800’s
職人(しょくにん)~Craftsman
Aがちがいます~A is different
Aを押(お)していても~even if you are pressing A
引(ひ)く⇆押(お)す~pull ⇆ push
Aが変(か)わる~A changes
しかも~What's more...
ほとんど〜ません~Almost +Negative
修理(しゅうり)する~fix
ですが~But:Polite way to say でも
哀愁(あいしゅう)と深(ふか)みがある音色(ねいろ)~Tone with melancholy and depth
たまに~Occasionally
コンサート(こんさーと)~Concert
機会(きかい)~Opportunity
是非(ぜひ)~by all means
<Transcription>
悪魔の楽器、こう呼ばれる楽器があります。どうしてそう呼ばれるんだと思いますか?音が悪魔みたいに怖いから?お金がかかりすぎるから? 答えは、弾くのが難しすぎるからです。
その楽器は、バンドネオンという楽器です。ドイツで生まれて、アルゼンチンに渡り、アルゼンチンタンゴに欠かせない楽器です。アコーディオンによく似た、このバンドネオン。アコーディオンはピアノのような鍵盤ですが、バンドネオンは蛇腹の左右についたボタンでメロディーを作ります。
何がそんなに難しいのか、理由は2つあります。
1つ目は、ボタンの位置が、不規則なこと。同じものもありますが、作られた年代や、会社や職人によってボタンの位置がちがいます。
2つ目は、同じボタンを押していても、蛇腹を引く時と押す時で音が変わることです。
しかも、この楽器、もう作れる職人さんがほとんどいません。買うのも修理するのも大変です。
ですが、わたしは、バンドネオンの、哀愁と深みがある音色が大好きです。たまに、コンサートがあるときは聞きに行きます。機会があったら、是非聞いてみてくださいね。