朗読 『羅生門』第二話  Recitation  'Rashomon' #2
朗読 『羅生門』第二話 Recitation 'Rashomon' #2
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2024年6月1日 15:12
描述
Recitation for Japanese learners. You can practice shadowing, and repeating with this reading and the text below. 📚My lessons: https://www.italki.com/ja/teacher/6185061 ☕Buy me a coffee® https://buymeacoffee.com/hilahilaned ________________________________________________ ''Rashomon'' #2 Written by Ryunosuke Akutagawa 1915 『羅生門』(らしょうもん) 芥川龍之介・著  第二話 旧記によると、仏像や仏具を打ち砕いて、 その丹がついたり金銀の箔がついたりした木を、 路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていた という事である。 洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは 元より誰も捨てて顧みる者がなかった。 するとその荒れ果てたのをよい事にして、 狐狸が棲む。盗人が棲む。とうとうしまいには、 引取り手のない死人を、この門へ持ってきて、 棄てていくという習慣さえできた。 そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を 悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事に なってしまったのである。 ✏漢字 旧記    きゅうき 仏像    ぶつぞう 仏具    ぶつぐ 打ち砕いて うちくだいて 丹     に 金銀    きんぎん 箔     はく 木     き 路ばた   ろばた 重ねて   かさねて 薪     たきぎ 料     しろ 売って   うって 事     こと 洛中    らくちゅう 始末    しまつ 羅生門   らしょうもん 修理    しゅうり 元     もと 誰     だれ 捨てて   すてて 顧みる   かえりみる 者     もの 荒れ果てた あれはてた 狐狸    こり 棲む    すむ 引き取り手 ひきとりて 死人    しびと 門     もん 来て    きて 捨てて   すてて 習慣    しゅうかん 日の目   ひのめ 見え    みえ 気味を   きみ 悪がって  わるがって 近所    きんじょ 足ぶみ   あしぶみ
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