說明
あれから月日がたち、カンパネラが30歳になったとき、帝国の極秘任務として『森』の地質調査をまかされました。調査隊は防護スーツに身をつつみ、高速エレベーターで5000メートル下へおりていきます。
調査隊員になっとたき、カンパネラは人類の進化の歴史をしりました。
700年まえ、人口の増加にともない、超高層ビルが立ちならびました。それでも人口においつかないため、ビルはどんどん高くなる一方でした。やがて、ビルの上層階どうしが蜘蛛の巣のようにつながっていき、あっというまに空中帝国が生まれました。
多くの人間は、進化したゆたかな生活をもとめ、空中帝国へとうつり住みましたが、一部の人間は『森』にのこり、『森』とともに生きる暮らしをえらびました。
空中帝国に住む人間と『森』に住む人間は、そのときにわかれてしまったのです。
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