說明
はい、こんにちは洋平先生です。
え、今日は”思い出”と”記憶(きおく)” のちがいのお話をしたいと思います。これ、どちらも英語で”memory”だと思うんですね。 でも、そのコアイメージ core image はかなりちがいます。えー、1つ目は
①嬉(うれ)しかったことや、楽しかったことは”思い出” の方がよく使われます。
ま、例えば、
ok この学校には楽しい記憶がたくさんあります。
〇この学校には楽しい思い出がたくさんあります。
うん、こちらの方がまあ、ふつうは、うん、ベターですね、自然な表現だと思います。えー、他にもえー、
②”記憶”は経験したことを言うことが多いです。えー、経験(けいけん)したことというか、えーと、あまり感情(かんじょう)、気持ちが入っていないデータのようなことですね。
えー、例えば、
〇この患者(かんじゃ)さん、頭を強く打ってから記憶がないんです。
✕この患者(かんじゃ)さん、頭を強く打ってから思い出がないんです。
これはとても変な日本語です。これは言うことはできません。他にも
〇漢字を記憶しても復習しなければ、1週間をほとんど忘れてしまうよ。
✕漢字を思い出しても、復習しなければ、1週間をほとんど忘れてしまうよ。
これは言うことができませんし、えー、そもそも”思い出をする” と動詞にすることができません。
はい、記憶は ”記憶する” 、うん、”覚える”ということですね。動詞にすることができます。
えー、もう1つ
③悪いことを思い出と言ってもいいですが、記憶や体験(たいけん)、うん体験 ですねの方が多いと思います。
ok あそこで怖い思い出がある。
ok あそこで恐ろしい記憶がある
うん、これもオッケーです。オッケーですが、えーっとここでの 表現は、あー、例えば、
〇あそこに行くと恐ろしい記憶がよみがえる。
〇あそこで恐ろしい体験(たいけん)をした。
ちょっとこちらの方がベターですよね。
うん、どうですか、ちょっと最後ちょっとむずかしかったかもしれないですけど、え、”思い出”と”記憶(きおく)”のイメージわかってきましたか。
はい、わかってくれたらちょっと嬉(うれ)しいです。はい、今日も聞いてくれてありがとうございます。じゃあ、みんな日本語の勉強がんばってください。
バイバイ👋
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