朗読 『羅生門』第一話  Rashomon #1
朗読 『羅生門』第一話 Rashomon #1
01:32
2024年5月30日 06:50
説明
Reading a book in Japanese. You can practice shadowing, and repeating with this reading and the text below.📚 📚My lessons: https://www.italki.com/ja/teacher/6185061 ☕Buy me a coffee® https://buymeacoffee.com/hilahilaned ________________________________________________ ''Rashomon'' #1  Written by Ryunosuke Akutagawa 1915 『羅生門』(らしょうもん) 芥川龍之介・著  第一話 ある日の暮方の事である。 一人の下人が、羅生門の下で 雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。 ただ、ところどころ丹塗りの 剥げた、大きな円柱に、 きりぎりすが 一匹とまっている。 羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、 雨やみをする市女笠や 揉烏帽子が、もう二,三人は ありそうなものである。 それが、この男のほかには誰もいない。 なぜかというと、この二,三年、京都には、 地震とか 辻風とか 火事とか 饑饉とかいう災いが つづいて起こった。 そこで洛中の さびれ方は 一通りではない。 *漢字 ある日   あるひ 暮方    くれがた 事     こと 一人    ひとり 下人    げにん 羅生門   らしょうもん 下     した 雨やみ   あまやみ 待っていた まっていた 広い    ひろい 門     もん 誰     だれ 丹塗り   にぬり 剥げた   はげた 大きな   おおきな 円柱    まるばしら 一匹    いっぴき 朱雀大路  すざくおおじ 以上    いじょう この男   このおとこ 市女笠   いちめがさ 揉烏帽子  もみえぼし 二、三人  に さんにん 京都    きょうと 地震    じしん 辻風    つじかぜ 火事    かじ 飢饉    ききん 災い    わざわい 起こった  おこった 洛中    らちゅう さびれ方  さびれかた 一通り   ひととおり
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