ここでの枕詞とは、
"和歌など"で用いられる"特別な技法"のことでしょうか?以下①
それとも前者から転じた、単純に日常会話でも用いられる"前置きの言葉"ということでしょうか?以下②
前者は和歌の中での技法なので日常生活ではまず使われませんね。中学生くらいのときに習いました。私は枕詞と聞くと、Kobinataさんと同じくまずこちらを想像します(人や世代にもよるのかもしれません)。
さて後者は「残念ながら: I regret to say 」「I am pleased to say」「恐縮ですが」英語でも日本語でも色々ありますね。「ちょっといいですか? Could I talk to you for a sec?」「すいませんが....」も前置きの言葉=枕詞なのかなあ。その後の本題への導入ということで必要かと思います。
”ビジネス枕詞”というサイトを見つけました。
ビジネス枕詞という言葉は以下のサイトが勝手に作っただけなので、一般的な言葉ではありませんよ。
http://allabout.co.jp/gm/gc/297604/
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大辞林 第三版の解説
まくらことば【枕詞】
①
昔の歌文に見られる修辞法の一。特に和歌などで,特定の語句に冠して,修飾しあるいは句調を整える語句をいう。修飾する語と修飾される語との間には一定のきまりがあり,個人の創造が許されない点で,序詞と区別される。五音のものが最も多いが,三音・四音,また七音のものもある。平安時代より現代に至るまで発語・歌枕・諷詞・冠辞・頭辞・かぶり・よそひ・かざし・玉かづら等種々の名称がある。枕詞の名称は室町時代頃から見られる。「あしひきの」「あらたまの」「たらちねの」など。
②
転じて,前置きの言葉。 「 -が長い」
③
寝物語。 「独寝の-ぞ恨みなる/謡曲・菊慈童」