Kaori
~と思う。~だと思う。 ~と思う or ~だと思う の使い分け方: 以下の2点について、どなたか教えて頂けませんでしょうか? よろしくお願いします。 1)「だ」が、付くかどうかの明確なルールはありますか?   形容詞には例外なく、すべて使えないのでしょうか? (正)綺麗だと思う。素敵だと思う。簡単だと思う。美味しそうだと思う。魅力的だと思う。 (誤)美しいだと思う。素晴らしいだと思う。易しいだと思う。美味しいだと思う。可愛いだと思う。 2)以下のような文章には、私は「だと思う」を使っています。 「だ」が、付かない文章も正しいですか? その場合、違いは何ですか?強調でしょうか? (例)美しい街だと思う。→美しい街と思う。    優しい人だと思う。→優しい人と思う。 普段、何気なく使っている日本語ですが、説明ができません。 日本語学習の初級者にも、わかりやすく教えて頂けると幸いです。 よろしくお願いします。
2018年3月31日 22:45
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------------------------------------------------- >「だ」が、付くかどうかの明確なルールはありますか? あります。分かれ目は「格助詞『に』の前には名詞(or 名詞相当句)しか来ない」ということです。 「美しい」を「に」に接続するには、「美しいの」のように「の」をつけて体言にする必要があります。例文:「美しいのには理由がある」「顔は美しいのに心は意地悪だ」「美しいのだ」「美しいのである」 この説明を聞いて、Kaoriさんは「格助詞『に』を持ち出されても困る。私が聞きたいのは『だ』につくかどうかだ」と思ったかもしれません。しかし「だ」への接続と「に」への接続は、結局同じことです。 『だ』とは何か?これは『である』の音崩れです。 そして『である』=『で』+『ある』=『に+て』+『ある』です(『で』は『にて』の音崩れ) したがって、『だ』への接続には、結局『に』への接続のルールが適用されるわけです。。 以上、理由は論理的に明確ですが、完全に文法上のテクニカルな話なので、初学者に分かりやすいかどうかは不明です。 >形容詞には例外なく、すべて使えないのでしょうか? 例外はないと思います。 ところで「美しいだ」はNGですが、「美しいです」はOKとされており、不思議に思えます。 この「美しいです」「優しいです」「やりたいです」のような「形容詞終止形(連体形?)+です」という言い方は、理論上は誤り、というか破格ですが、「他に言いようがないから」という理由で使われています。 明治時代に作家や学者が日本語の「敬体(ですます体)」を考案した際、形容詞の語尾は考案されませんでした。これは現代日本語の構造上の不備といえます。 「○○は美しいです」「○○が欲しいです」という言葉に微かに幼稚な響きがあるのは、このためです。 「本当は間違いなんだけど、他に言いようがないから、しかたなく使われる。でも本当は間違いなので、どことなく幼稚に聞こえる」ということです。 ------------------------------------------------- >2)以下のような文章には、私は「だと思う」を使っています。>「だ」が、付かない文章も正しいですか? >(例)美しい街だと思う。→美しい街と思う。 質問なさっているのは「自然かどうか」、ではなく「正しいかどうか」ですね。 正しいです(間違いとみなす理由はありません)。「と」の前には文が付けられるので。 >その場合、違いは何ですか?強調でしょうか? 前述の分解に基づき、 『美しい街だと思う』=『美しい街であると思う』です。 ということは『美しい街と思う』との違いはまあ、強調でしょうね。
2018年4月1日
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