おかしいところを指摘いただきたいです!
芥川龍之介の短編小説一番好きです。その中に興味があるのは芥川の児童小説です。例えば、『杜子春』『蜘蛛の糸』『白』などの作品です。芥川の小説は今まで私が読んだ中国の「寓話」とは違うだと思います。中国の「守株待兔」「揠苗助长」などという寓話はある教訓を教えるために書かれる気がしますが、芥川の作品は真実な人間性を見せてくれました。例えば、『蜘蛛の糸』のなかの犍陀多は非常に利己的な人ですが、その場でそういう行為をするのは理解できると思います。芥川は人間の見にくいところを描き出しましたが、それに直面する勇気も相応に与えました。私にとって、これは芥川の小説の魅力だと思います。