中国語を勉強しよう!と思い立ち、まず最初にやることは参考書教材ではないでしょうか?
ですが、どんなものを選べば良いか悩んでしまう方は多いでしょう。

今回は、13年間中国語を勉強している筆者が、以下をご紹介します。

  • 教材の選び方
  • 初心者におすすめの教材
  • 気をつけるべきこと

これを読めば、自分に合った教材を見つけやすくなるでしょう。

中国語を勉強するメリット

様々な理由で中国語を勉強する方がいると思いますが、中国語を身につけるとメリットがいくつかあります。

メリット①:11億人と話す事ができる

現在中国語話者は世界に11億人以上いると言われています。
現在地球上には79億人ほどの人がいるので、7人に一人と会話をする事ができるということになります。

出典:Ethnologue

メリット②:ビジネスに活かすことが出来る

中国語を話せるよりも、英語を話せる方が役に立つのでは?と言われる事がよくあります。

もちろん、世界的に見ると英語話者の方が圧倒的に多いことは事実です。
日本国内での英語学習者(TOIEC受験者数)と中国語学習者数(HSK受験者数)を比べると明らかです。

TOIEC受験者数・・・266万人(2018年度)
新HSK受験者数・・・3万4千人(2018年度)

ですが、裏を返せば中国語を話せる日本人は希少価値があるとも言えます。
圧倒的に少ないからこそビジネスの場でも活躍できる可能性が高まります。

中国語を勉強する上で気をつけておくべきこと

中国語を勉強しはじめた初心者の方へ、勉強する上で気をつけてほしい事があります。
それはズバリ「目的を明確にする」です。

目的を明確にすることによって、やるべき勉強が目に見えてきます。
旅行で話せるようになる」というのが目的であれば、「会話が一番大事=リスニングと会話は絶対に必要」となりますし、「検定に受かりたい」が目的であれば「レベルに応じた単語数や文法」を身につけないといけません。

また、「今行っている勉強の目的」も明確にする必要があります。
何となく良さそうだからリスニングをやっているだとか、ネットで見かけたからこの教材を使ってみたという曖昧な理由だと、本来やるべき方法と自分が必要な勉強とでギャップが生まれる可能性があります。

ぜひ、中国語に必要な勉強の種類方法を理解し、自分の目的に合わせて勉強を進めましょう。

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目的別!中国語の勉強におすすめの教材

それぞれの目的に応じておすすめの教材をご紹介します。

教材①:リーディング

リーディングにおすすめの教材は、こちらの参考書です。

聴読中国語ーHSK(漢語水平考試)大綱準拠:東進ブックス

数多くの長文が記載されている教材です。
中級以上のレベルなので初級者だと少し難易度が高いかと思います。
ですが、レベルが上がった際にこちらを使うことをおすすめします。
単語数が4,600単語とあるので中級〜上級へのレベルアップに役立ちます。

音声のボリュームもたっぷりあるので、聞き取りや書き取り、シャドーイングにもおすすめです。

教材②:リスニング

NHKゴガク 語学講座

こちらはリスニング勉強におすすめのアプリです。
NHK語学番組公式サービスとなっています。
NHKラジオ第2で放送中の語学講座を最初から最後まで全て聞く事ができます

声調確認くん」という機能があり、例文を発声し録音すれば、自分の声調があっているかどうかを確認できます。
声調を視覚でも確認することができるので面白いですよ。

その他、リスニングにおすすめの教材はドラマ・映画などの動画コンテンツです。

初めは日本語字幕が付いていても構いませんが、なるべく中国語の字幕と中国語の音声で試聴する事をお勧めします。

動画視聴サービスの中でも、NETFLIXがおすすめです。
様々な中華圏のコンテンツがあり、字幕と音声を切り替えられる機能がついています。

>>NHKゴガク 語学講座

教材③:スピーキング

スピーキングにおすすめの教材は、こちらの参考書です。

日本人のための 中国語発音完全教本:アスク出版

スピーキングを練習する際にまずは発音の勉強をします。
こちらは発音の勉強でおすすめの教材です。
発音の仕組みを日本語ネイティブが理解しやすいように理論的に解説しています。

CDも3枚ついていて、もちろん音声を聞くこともできます。舌の動きや口の形の説明もあって分かりやすいですよ。

新版 口を鍛える中国語作文-語順取得メソッド シリーズ

初級から上級まで対応しているので、自身のレベルに合わせて使う事ができます。
600の例文が掲載されていて会話に必要なフレーズを練習する事ができます。

教材④:ライティング

ライティングにおすすめの、この2つの参考書をご紹介します。

本気で学ぶ中国語:ベレ出版

中国語の学習は「建物を建てる」行為と同じである”と主張する著者(趙 玲華)が作った総合教材です。
495ページにわたって発音・会話・文法を詳しく解説している内容になっています。
CD4枚分の会話の構文も多く掲載されていて、会話の練習もできます。

特徴:ピンイン読みが表記されている、詳しい解説・構文が多い

デメリット:ボリュームが多いのが合わない人もいる

HiNative

ネイティブスピーカーに無料で質問ができるアプリです。
yahoo掲示板のようなものをイメージすると分かりやすいかと思います。

このアプリには質問プレートという機能があります。
それを使用し文法や単語の意味など、質問を投稿します。

その中でも添削プレートというものがおすすめで、これを使えば作文を書いて添削をしてもらえるのでライティングの勉強ができます。
ただし、この機能は有料会員のみとなっています。

メリット
利用ユーザーが多いので返信してもらえる可能性が高い(有料会員の方は優先できる機能あり)

デメリット
作文添削は有料会員のみの機能

>>Hinative

教材⑤:総合

中国語を習得するには、全ての項目を勉強する必要があります。
こちらの教材は総合的に学習する事ができます。

italki」というアプリで語学学習者と語学講師のマッチングと、SNSのようなサービスが合わさったプラットフォームです。

150ヶ国以上の言語に対応していて、自分に合った先生を探すことができます。
また、簡単にアプリ上でオンラインレッスンを予約することができます。
トライアルレッスンというものがあるので、試しに受けてから決めることもできます。

また、無料で使用できる機能もとても充実しています。

  • 作文添削
  • 質問ができるコミュニティ
  • レベル診断テスト
  • ポッドキャスト
  • 単語帳

無料で利用できるので、まずは手軽に始めてみたい人、全てのジャンルの教材を分けて揃えたくないという人に向いていると言えます。

>>italki

【関連記事】italkiとは?中国語のオンライン学習に必携の語学学習アプリをご紹介

まとめ

中国語の勉強をむやみに行っても非効率です。
勉強の方法・意味をしっかり理解しないと、結果的に遠回りになってしまう事もあるでしょう。
目的を明確にし、それにあった勉強方法を選びましょう。

ジャンル毎で様々なおすすめ教材をご紹介しました。
自分にあっている教材を選び、目的に沿ったものを準備しましょう。総合的に勉強できる参考書・アプリもおすすめです。

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