海外の取引先との商談やプレゼンなどの場面で、英語での自己紹介を求められ困った経験はありませんか?
通訳の方がいたとしても自己紹介や挨拶程度は自分の言葉でできた方が、相手への印象も良くなりますよね。
そこで本記事では、米国の大学で国際経済を4年間学んだ筆者が、ビジネスで使える英語の自己紹介のコツを例文と共に紹介します。
テンプレートを丸暗記するだけでワンランク上の英語の自己紹介ができるようになるので、一緒にマスターしていきましょう。
ビジネスで使える英語の自己紹介|テンプレート
英語の自己紹介で「これを丸暗記しておけば大丈夫!」といった、よく使われるテンプレートをシチュエーション別に紹介します。
社内向け
まずは、同じ会社内の英語話者に自己紹介する際に使えるテンプレートです。
- Hello, nice to meet you. My name is from .
お会いできて光栄です。私は<部署>の<名前>です。
取引先
次に、取引先など社外の英語話者に自己紹介する際に使えるテンプレートです。
- Hello, nice to meet you. My name is from , you can call me . I am looking forward to working with you.
お会いできて光栄です。私は<会社>の<名前>です。<名前 / ニックネーム>と呼んでください。私はあなたと働くことを楽しみにしています
ビジネスで使える英語の自己紹介|最初の挨拶の例文
相手と対面した時にまず最初にする挨拶のテンプレートです。
- Hi, nice to meet you. How are you today?
お会いできて光栄です、お元気ですか?
ビジネスで使える英語の自己紹介|名前の例文
軽い挨拶の後に、自分が何者なのか名乗りましょう。
- My name is from Japan.
私は日本出身の<名前>です。
日本人の名前は、英語話者にとって発音しずらかったり覚えずらかったりすることがあります。そんな場合には、彼らに呼びやすいニックネームも一緒に伝えてあげると良いでしょう。
- I’m . But you can call me if it’s hard for you to pronounce.
私は<名前>です。もし発音しにくければ<ニックネーム>と呼んでください。
ビジネスで使える英語の自己紹介|社名・部署・役職の例文
ビジネスシーンでは、自分の名前の他に会社名や部署・役職を伝えたい場面も多いかと思います。それらにまつわるテンプレートを紹介します。
- I am from .
私は<会社>の者です。
- I am from of .
私は<会社>の<部署>の者です。
- I am in charge of
<役職/プロジェクト>を担当しています。
チームリーダー:
- I am leading the .
私は <プロジェクト/チーム>を指揮しています。
部長:
- I am a manager of in .
私は<会社>で<部署>の部長をしています。
ビジネスで使える英語の自己紹介|経歴の例文
自身の経歴を伝えたい際に使えるテンプレートです。
- I have been working for as for years.
私は<会社>で<数字>年間、<役職>として働いています
ビジネスで使える英語の自己紹介|締めの挨拶の例文
自身の名前や仕事について紹介した後は軽い挨拶で自己紹介を締めましょう。
- It is so nice to meet you.
お会いできて光栄です。
- Thank you for taking the time for us today.
今日はお時間をいただきありがとうございます。
- I am looking forward to working with you.
あなたと働けるのが楽しみです。
ビジネスで英語の自己紹介をするときのポイント3つ
英語話者の多い欧米と日本ではビジネスにおけるカルチャーに大きな違いがあります。
そのため、英語でビジネスコミュニケーションを取る際は、日本語の時と違う点を意識することが大切です。以下の3つのポイントを押さえて、英語でも自然でスマートなコミュニケーションを取れるようになりましょう。
ポイント①:敬称の使い方
日本語と同様に英語にも敬称は複数存在し、シチュエーションによって使い分ける必要があります。
日本では「○○部長」や「○○課長」のように役職名をつけて名前を呼ぶことが多いですが、海外では教授や医者を除く多くの場合、名前の前後に役職名をつけることはありません。
ですので目上の人の名前を呼ぶ場合は、日本語でいう「○○さん」のような一般的な敬称を使いましょう。
- 相手が男性の場合:苗字の前にMr.(ミスター)
例:Mr. Pitt, Mr Cruise - 相手が女性の場合:苗字の前にMs.(ミズ)
例:Ms. Lopes, Ms. Hathaway
※女性の場合、既婚者はMrs.(ミセス)、未婚者はMiss.(ミス)と使い分けられることもありますが、相手の婚姻状況がわからないビジネスシーンではどちらでも通じるMs.を使うのがベターでしょう。
また、英語話者の多い欧米のビジネスシーンでは上司であってもファーストネームで呼び捨てにすることが多くあります。しかし、だからといってビジネスシーンで初対面の方にいきなり名前で呼び捨てにするのはリスクが伴うので、相手に呼び方を指定されたり距離が近くなるまでは敬称をつけるようにしましょう。
敬称の有り無しに関わらず、相手の名前を呼ぶことは安心感を与え得ることができるため良い関係の構築につながります。
ポイント②:話し方
英語で自己紹介をする際は、話し方にもより注意するよう心がけましょう。
多くの日本人にとって、英語は第二言語です。母国語ではない言葉を話す際、人は緊張や恥ずかしさからつい早口になってしまったり声が小さくなってしまいがちです。
ですので英語話者と話す際は、普段よりも話し方により一層気を使うようにしましょう。相手に聞こえるように、伝わるように、話すスピードや声の大きさに心を配り、はっきりと話すようにしましょう。
ポイント③:自信を持つ
最後は英語を話す際の態度です。日本人の丁寧さや思いやりのある性格は世界でよく知られており、たくさんの人が好意的な印象を持っています。しかし、その物腰の柔らかさからビジネスシーンでは少し頼りなく映ってしまいがちなのも事実です。
特に不慣れな英語を話している時には、より不安げな表情になってしまうこともあるでしょう。しかし、ビジネスコミュニケーションにおいて相手と対等で良好な関係を築くには、落ち着いた態度で自信のある話し方をすることが大切です。そうすることで相手からの信頼も得やすくなります。
コミュニケーションで最も大切なことは言葉ではなく心が通じ合うことなので、自分の英語力が不安だとしても間違いを恐れず、相手の目を見て伝えようとする姿勢を心がけましょう。
まとめ
ビジネスシーンで使える、英語での自己紹介のポイントと心構えを例文と共に紹介しました。
- ポイント① : 相手に合わせて最適な敬称を使う。
- ポイント② : 相手に伝えることを意識して、話すスピードや声のボリュームに気を配る。
- ポイント③ : 自信を持って、堂々とした態度で話す。
英語力に不安がある方もこのような自己紹介から練習を積み重ねて、一歩ずつ英会話への自信を付けていってくださいね。
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