英単語は、英語学習の中でも最も基本的な学習内容の1つです。
覚え方には様々な方法がありますが、時間がかかったり、なかなか定着せずイライラしてしまうこともあります。
そこで本記事では、米国の大学で学士号を取得した筆者が、英単語を短時間で効率的に覚えるための学習法とコツについて紹介します。
英単語を短時間で身につけるための覚え方
英単語を短時間で効率的に覚えるためには、以下の3つの覚え方が有効です。
- 中学生レベルの基本単語をマスターする
- 学習目的に合う単語を覚える
- アウトプットする
それぞれ詳しくみていきましょう。
覚え方①:中学生レベルの基本単語をマスターする
英単語を学習するにあたりまず取り掛かるべきことは、中学生レベルの基本単語をマスターすることです。
中学校で習う単語は、英語学習の基盤となるものであり、さまざまな表現に使われます。
中学生レベルの基本単語をしっかりと覚えるだけでも、多くの英文の大まかな意味を理解できるようになります。
まずは、この基本単語の習得から始めましょう。
覚え方②:学習目的に合う単語を覚える
その人が学びたい分野や目的によって覚えるべき単語の優先順位は変わってきます。
例えば、ビジネス英語を学びたい場合は、ビジネスで使われる単語やフレーズを優先的に覚え、TOEICやTOEFLの受験に向けた英単語の学習では、試験に出る可能性の高い単語を優先的に覚える必要があります。
自分が使う場面で必要な単語を優先的に覚えることで、学習効果を高めることが可能です。
覚え方③:アウトプットする
単語をインプットした後は、アウトプットすることが大切です。
アウトプットとは、覚えた単語を用いて自分で英文を構成したり、英会話をすることです。
単語を覚えたら、積極的にその単語を使ってみるようにしましょう。
これによって、その単語が持つ語感を感覚的に掴めたり、単語の知識が定着しやすくなったりします。
英単語を短時間で覚えるためのコツ
次に、英単語を短時間で覚えるためのコツを7つ紹介します。
- 書き取りはしない
- スペルを完璧に覚えようとしない
- 反復学習する
- 声に出す
- フレーズで覚える
- イメージと一緒に覚える
- スキマ時間を活用する
これらのコツを押さえると、より効率的な英単語学習が可能になります。
コツ①:書き取りはしない
単語を覚えるために書き取りをする人は多いかと思いますが、実はそれは効率的な学習方法ではないこともあります。
書き取りをすると、一単語にかかる時間が増えてしまい、手も疲れてしまいます。
それによってモチベーションが下がったりと、書き取りは勉強効率が良い方法とはいえません。
コツ②:スペルを完璧に覚えようとしない
英単語を覚える際、スペルを完璧に覚えようとすると時間がかかります。
複雑なスペルの単語など、すぐに覚えられないとイライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし実際は、単語の意味や使い方を理解しているにもかかわらず、スペルがうやむやなネイティブや英語力の高い人は多くいます。
スペルを完璧に覚えたからといって、単語を使いこなせるわけではないので、スペルよりもその単語の意味や使い方に重点を置くことが大切です。
コツ③:反復学習する
反復学習は、単語の知識を長期的な記憶として定着させるために非常に重要な要素です。
単語を一度習ったら、定期的に復習するようにしましょう。
これによって、単語を実際に使える知識として身につけられます。
コツ④:声に出す
単語を覚えるときには、声に出して読むことが効果的です。
単語を発声しながらの学習は、書きながら覚えるよりも簡単で、サクサクと単語学習を進められます。
また、声に出すことで発音の練習にもなるほか、聴覚からも脳に刺激が加わるため、黙読よりも効果的に単語を覚えられるのも特徴です。
コツ⑤:フレーズで覚える
単語を単独で覚えるのでなはく、その単語を含んだフレーズも合わせて覚えるようにしましょう。
単語を使ったフレーズを覚えることで、その単語の具体的な使い方を理解できるうえ、単語の持つ語感を感覚的に掴めるようになります。
コツ⑥:イメージと一緒に覚える
単語を覚えるときには、日本語訳だけではなく、イメージも一緒に覚えると効果的です。
たとえば、「upset(気分を悪くする・乱す)」という単語を覚える場合、ただの日本語訳だけでなく、しかめっ面をした人や散らかった画像などのイメージも一緒にインプットすると、「upset」という単語が持つ語感を視覚的に掴めるようになり、「英語脳」の形成にもつながります。
この覚え方にはGoogle画像検索が有用です。
覚えたい単語をGoogle画像検索にかけるとその単語に関連するイメージ画像が複数表示されるので、その単語が持つ語感を日本語訳を介さずに視覚的な情報として覚えられます。
コツ⑦:スキマ時間を活用する
単語を覚えるためには、学習を少しずつでも毎日継続することが大切です。
そのためには、スキマ時間を活用するのが良いでしょう。
単語学習は、文法などの他の勉強よりもサクッと、少しの時間でも勉強を進められるのが特徴です。
たとえば、通勤時間や待ち時間など、ちょっとした空き時間を使えば単語をいくつか覚えられます。
スマートフォンなどのアプリを利用すると、いつでもどこでも単語学習ができるので、空いた時間を見つけたら少しでも単語学習をするよう意識してみてください。
英単語を短時間で覚えるためにおすすめのアプリ
最後に、英単語を短時間で覚えるのに効果的なおすすめアプリを厳選して3つ紹介します。
- mikan
- すごい英単語帳!中学〜大学入試全範囲対応
- italki
英単語アプリを上手に使って、スキマ時間を有効活用しましょう。
アプリ①:mikan
英単語アプリmikanは、ゲーム感覚で学習できる無料アプリです。
このアプリには、日常会話やビジネスシーンで使われる英単語・フレーズがたくさん収録されており、それらの単語をシンプルなクイズ形式で学べます。
問題のレベルは初級か上級まで幅広く、自分の単語力に合ったレベルで効率的に学習を進められるのも魅力です。
また、間違えた問題を何度も繰り返し表示してくれるため、反復練習にもなります。
単語帳をめくるようにサクサクと学習が進められるので、スキマ時間に少し英単語を勉強したいときに最適なアプリです。
(無料)
アプリ②:すごい英単語帳!中学〜大学入試全範囲対応
すごい英単語帳!は、中学校から大学入試までの範囲にわたる英単語が1万語以上登録されている、学生におすすめの英単語アプリです。
ユーザーはアプリ上で自分専用の単語帳を作成できるため、自分にあった学習内容・レベルで単語学習を進められます。
また、他のユーザーが作った単語帳から、好きな単語帳を選んで学習することも可能です。
スペルテスト機能も搭載されているので、単語のスペリング練習もできます。
(無料)
アプリ③:italki
italkiは、ユーザー数500万人を誇る語学学習プラットフォームで、世界中の生徒と講師をつなげ語学学習のサポートをしています。
ネイティブ講師とのオンライン英会話レッスンはもちろん、italkiは英単語学習に役立つ以下の無料機能も備えています。
- 発音付きフラッシュカード
- クイズ機能
- ネイティブへの質問機能
発音付きフラッシュカードを用いれば、ネイティブスピーカーの発音を聞きながら英単語を学習でき、クイズ機能では覚えた英単語や文法をテストすることが可能です。
さらに、italkiのコミュニティページでは、気軽にネイティブ講師に英語に関する疑問を尋ねられるので、実践的な英語学習に役立ちます。
このようにitalkiは語学学習に役立つ機能が充実しているので、全ての英語学習者におすすめのアプリとなっています。
(講師とのレッスンは有料)
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まとめ
英単語を短時間で効率的に覚える方法とコツ、そして単語学習におすすめのアプリを詳しく紹介しました。
- 書き取りは時間がかかるのでしない
- スペルは完璧に覚えなくても良い
- 反復学習で知識を効率的に定着させる
- 単語声に出して耳からも覚える
- フレーズで覚えて使い方を理解する
- イメージと一緒に覚えて視覚的に覚える
- スキマ時間を活用する
スキマ時間を有効活用した単語学習にはアプリの使用がおすすめです。上記で紹介したitalkiは3回分のレッスンを割引価格で提供しているので、気になる方はチェックしてみてください。