英会話スクールに通わずとも独学で英語学習をすることが容易になった昨今、私たちが選べる教材の選択肢は数えきれません。
そんな数多ある教材の中でも自分に最適な教材はどれか、なにから始めたら良いのか分からなくて困っている人も少なくないのではないでしょうか。
そこで本記事では無数に存在する英会話教材の中から、特に大人向けのオススメ教材をアプリ・参考書・オンライン英会話に分けて詳しく紹介します。
教材選びの参考にしてみてください。
オススメの英会話教材｜アプリ
英語学習アプリは忙しい社会人でも気軽に始められ、継続しやすい英会話教材の一種です。
スキマ時間を使っていつでもどこでも、スマホ一つで学習ができるアプリは、普段なかなか勉強の時間が取れない方でも毎日の勉強の習慣付けにぴったりの学習方法です。
そこで本記事では、米国の大学で4年間英語を学んできた筆者が通勤時間や家事の合間などに利用できるオススメの英語アプリを5つ紹介していきます。
アプリ①：スピークバディ
スピークバディはAIと英会話練習を行うことでスピーキング力の向上を図るアプリです。
音声認識やデジタル音声など最先端のAI技術を用いて開発されたアプリで、AIとの会話であるにも関わらず自然なフリートークができます。
さらに、AIが学習の進め方のガイドを作成してくれたり学習記録を付けてくれたりするため、なかなか継続が難しい方でもコツコツ続けやすい機能が備わっています。
（一部有料）
アプリ②：TED
TEDはさまざまな業界のプロフェッショナルによる、バラエティ豊富なトピックのプレゼンを無料で視聴できるアプリです。テクノロジーや医学・科学・心理学・文化人類学など、テーマの数は2,000以上にものぼり、自分の興味や業界に合わせて動画を選べるので飽きずに学習ができます。
その業界の一流の人たちが、一般の人でもわかりやすいように楽しく話してくれるプレゼンなので、無理なく動画の視聴が可能です。
日本語と英語を含むさまざまな言語の字幕がついているので、シャドーイングや文字起こしの練習にもオススメのアプリです。
（無料）
アプリ③：mikan
mikanはTOEFLやIELTS、英検など目標にあわせた英単語学習ができるアプリです。
自分のレベルにあった英単語10個を30秒で学習するアプリで、ゲーム感覚で楽しめます。音声もついているため、正しい発音を毎回確認できるのもポイントです。
スキマ時間に楽しく単語を学習できるmikanは学習の継続習慣もつけやすく、特に初心者にオススメのアプリです。
（無料）
アプリ④：VoiceTube
VoiceTubeは、時事ネタやビジネスから映画などのエンタメまで幅広い英語の動画を視聴できるアプリです。
10万本以上の動画の中から自分の目的に合った動画を選ぶことで、学習スピードの向上が見込めます。
アプリ内に辞書機能が搭載されているため、調べたい単語をいちいちネットで調べる必要はなくワンクリックで単語の意味がわかります。
（無料）
アプリ⑤：italki
italkiは生徒と講師を繋ぐオンライン英会話型の言語学習プラットフォームで、利用者は全世界で500万人以上にものぼります。さまざまな言語のプロ講師やチューターが全世界に2万人以上登録しており、生徒は自分の性格やニーズにあった講師を選べることが特徴です。
講師はマンツーマンの日常英会話練習やライティングの添削、ディスカッションの練習など、生徒のニーズに合わせた英語学習のサポートをしてくれます。講師に自分の現状を客観的に判断してもらえる点も魅力の一つです。
（講師とのレッスンは有料、ライティングの添削やクイズなどの機能は無料）
オススメの英会話教材｜参考書
きちんと時間をとってじっくり英会話学習を進めたいという方には参考書を使った勉強方法がオススメです。短い学習時間のアプリなどでは分かりづらい難しい文法も理解でき、試験の模擬問題などを解く練習もできます。
参考書①：ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』は英作文に特化した参考書で、基礎レベルからビジネスレベルまで幅広い範囲の定型分や使える構文が数多く掲載されています。
特にライティング力を磨きたい方にオススメの参考書です。
参考書②：一億人の英文法
『一億人の英文法』は、ただの文法の参考書ではなくネイティブスピーカーが実際の会話で使う英文法に特化した参考書です。
イラストが豊富に使われているため非常にわかりやすく、教科書英語ではない実践的な英文法を学べます。
参考書③：Hapa英会話
『Hapa英会話』は、アメリカはロサンゼルスにある人気語学スクールが日本人のために開発した英会話教材で、アメリカ人が日常的に使うフレーズを多く収録していることが特徴です。旅行や買い物、日常の場面などで使われる自然な言い回しを、ロールプレイを通して学べます。
CDやDVDもついているため、書面だけでは分からない発音やニュアンスの違いまでカバーされています。
参考書④：英語はもっとやさしく・短く話そう
『英語はもっとやさしく・短く話そう』は、日本で暮らす外国人と英語でコミュニケーションをとることで視野を広げていくことを目的とした英会話入門書です。
難しい単語や言い回しを使わずとも英会話は成立するということを前提に、「できるだけやさしい単語で短く話す」英会話術を解説しています。音声をダウンロードすることでき、リスニング力の向上も見込めます。
参考書⑤：公式TOEIC Listening & Reading 問題集
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』は、文字通りTOEICが出版している公式問題集で、本番の試験と同レベルの問題を練習できます。
本書一冊で200問の試験が2回受けられるほど豊富な問題数があるので、TOEICに向けた実践的な勉強には非常にオススメです。リスニングの音声も実際の試験と同じ声なので、何回も聞くことにより本番に備えられます。
オススメの英会話教材｜オンライン英会話
「スクールへ通う時間はないけれど、講師から英語を教わりたい」「とにかくアウトプットの練習がしたい」という方にはオンラインスクールがオススメです。
オンライン英会話①：italki
itaIkiは全世界に500万人以上のユーザーと、2万人以上のプロフェッショナルな講師が利用している英会話アプリです。
自分が学びたい言語や特に集中して伸ばしたいスキルに特化した講師が見つかるため、より効率的に英会話が上達します。
また、itaIkiで受けられる1回のレッスン時間は一番短いコースで30分もあります。他のオンライン英会話スクールに比べると、5〜10分以上も長いため、集中してレッスンに励むことが可能です。
講師とのレッスンは有料になりますが、ライティングの添削やクイズなどは無料で受けられるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
（講師とのレッスンは有料、ライティングの添削やクイズなどの機能は無料）
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オンライン英会話②：ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプの一番の特徴は、レッスン回数が無制限で予約なしでもすぐにレッスンを受けられるという点です。
好きな回数・好きな時間だけレッスンを受けられるため、毎日少しずつや週末にがっつりなど、自分の生活スタイルにあった英会話学習を行えます。
日本人講師も在籍しているため、外国人講師との会話はまだ不安という人でも安心してスタートできます。
オンライン英会話③：Cambly
Camblyは24時間365日、世界中の英語ネイティブとつながり英会話の練習ができるオンライン英会話サービスです。講師数は業界最大級の1万人越えで、全員が英語のネイティブスピーカーであることが最大の魅力です。
またCamblyはレッスンの予約を事前にする必要がないため、ふと思い立った時やいきなり時間ができた時など、自分のスケジュールに合わせて英会話練習ができる点も魅力的です。
オンライン英会話④：DMM英会話
DMM英会話は大手企業のDMMグループが展開している英会話スクールなので、日本人でも安心して受講可能です。
講師はアメリカやイギリス出身のネイティブスピーカーの他に、ヨーロッパやアジア、アフリカなど世界各地から集まっており、英語が母国語でない講師ならではのレッスンを受けられます。
特にビジネスシーンでは、海外のクライアントなどが英語のネイティブスピーカーでないことも多くあるため、さまざまな国の人が話す英語に慣れたい方にはオススメです。
オンライン英会話⑤：Weblio
Weblio英会話はインターネット辞書サービス「Weblio」が運営するオンライン英会話です。
一番の特徴は業界トップクラスの価格の安さで、1日1レッスン受けても月額5,000円台と他のオンライン英会話と比べて良心的な価格設定となっています。
また、オンライン辞書サービスを運営している会社が持つ独自の英語教育メソッドでも人気となっています。
英会話教材の選び方
ここからは、数多ある英会話教材の中からどうやって自分に最適な教材を選ぶのか、選び方のコツを3つ紹介します。
選び方①：自分の目的・レベルに合っているか
英会話学習と一口に言っても、習得目的によって学ぶべき内容やレベルはさまざまです。
例えば、日常会話を学びたい人とビジネス英語をマスターしたい人では学習内容が異なります。
したがって英会話教材を選ぶ際は、その教材が何を最終的なゴールとしているのか、難易度はどのくらいなのかを見極めて自分にあったものを使用しましょう。
選び方②：続けやすい料金か
英会話学習において一番重要な点は「継続性」です。
英語は一日してならず、毎日コツコツと勉強し続けていくことが英会話習得への一番の近道です。
英会話教材を選ぶ際は、学習スタンスや中身の読みやすさなどをチェックし長期にわたって継続できるかを判断軸にしましょう。
また、教材やスクールなどの料金も非常に重要な要素です。無理のない範囲で余裕を持った予算を組んでおきましょう。
参考書やCD付きのテキストなどの価格はピンキリで、シンプルな単語帳などは1,000円台から探せますが、全ての項目をカバーした完全版などは数万円を超えることもあります。必ず学習を続けられる自信がある方にオススメの教材です。
対して、アプリやオンライン英会話などの多くは月額制となっており初期費用は多くかかりません。英会話学習初心者など、続けられるか不安な方はこちらの教材タイプから始めてみてはいかがでしょうか。
選び方③：正しい発音を学べるか
発音は「英会話の土台」とも言われている非常に重要な要素の一つです。発音の学習は、英語の音づくりの仕組みを学ぶということで、スピーキングやリスニングの向上には欠かせません。
正しい英語の発音を知らないまま勉強を進めても、本物の英語を聞き取れるようにはなりません。
英会話教材を選ぶ際は、その教材で正しい英語の発音が学べるかにも注意しましょう。
まとめ
独学で英語学習を始めるためにオススメの英会話教材をアプリ・参考書・オンライン英会話に分けて紹介しました。
オススメアプリ：①スピークバディ ②TED ③mikan ④VoiceTube ⑤italki
オススメ参考書：①ドラゴン・イングリッシュ基本英文 ②一億人の英文法 ③Hapa英会話 ④英語はもっとやさしく・短く話そう ⑤公式TOEIC Listening & Reading 問題集
オススメオンライン英会話：①italki ②ネイティブキャンプ ③Cambly ④DMM英会話 ⑤weblio
英会話を学ぶ上で大切な点は、インプットした知識をスピーキングなどを通してアウトプットすることです。
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