フランス語を学びたいけど、何から始めれば良いのかわからない。
もっと効率的にフランス語を勉強する方法はないだろうか?
フランス在住歴あり・フランス語学習歴10年以上の筆者が、そんな悩みを抱えるフランス語初心者・学習者に役立つ、次のような情報をご紹介します。
- フランス語の勉強を始める時にまずやるべきこと
- 独学でフランス語を学ぶ方法
- オンラインスクールで学ぶ方法
- 言語交換で学ぶ方法
フランス語をより効率的に正しく学ぶためには、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。
そのために、様々な学習方法を比較・検討することは、自分にとってより良い学習方法を見つけるヒントになるはず。
この記事を通して、それぞれの学習方法のメリット・デメリットを理解し、最適な学習方法を見つけましょう!
フランス語の勉強は何からするべきか
フランス語の勉強を始めよう!と思い立ったら、まずすべきことは何でしょう?
語学学校への入学でしょうか?
フランス語の参考書の購入でしょうか?
実は何よりも最初にするべきことは、次のことです。
- 目標を決める
- スケジュールを立てる
- 基礎を押さえる
それぞれ、詳しく説明していきますね。
目標を決める
フランス語を勉強するにあたって、何よりも一番最初にやるべきこと。それは、目標を決めることです。
目標は人それぞれ、様々です。
- フランス人と軽く挨拶できるようになりたい
- フランスの大学に入学するための最低限のフランス語能力を身につけたい
- フランス語を使って仕事がしたい
仕事をしたければ、ビジネス用語を学ぶ必要がありますし、より丁寧な表現を学ぶ必要もあります。
友人との挨拶程度であれば、カジュアルなフランス語だけでも問題ないでしょう。
目標をはっきりさせると、自分が求めるフランス語のレベルや、自分がすべきフランス語の学習方針を決めることができます。
これは、学習へのモチベーションの維持にも繋がります。
まずは、何のためにフランス語を学ぶのかを自分の中ではっきりさせ、目標を決めましょう。
スケジュールを立てる
目標を決めたら、次にスケジュールを立てましょう。
まずは、自分の目標をいつまでに達成するのか、というゴールの設定です。
最初にゴールを設定することで、勉強計画が立てやすくなります。語学力試験の合格などをゴールとして設定するのも、分かりやすくて良いですね。
具体的な勉強計画は、文法・語彙・リスニングなどの分野ごとに、細かく立てることをお勧めします。
「フランス語を勉強する」だけでは、何から手を付けるべきかが曖昧になるからです。
何より、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
実現の難しい無茶な計画は、モチベーションの低下にも繋がります。
1日のうち勉強に使える現実的な時間を把握した上で、その範囲内でスケジュールを立てるようにしましょう。
基礎を押さえる
フランス語を学ぶ上で、基礎をしっかりと固めることはとても大切です。
英語などに比べて、フランス語は規則的な言語と言われています。
つまり、最初に規則などの基礎部分を押さえれば、のちのフランス語の学習をスムーズに進めることができます。
反対に、基礎をきちんと理解せずに次のステップに進むとどうでしょう?「なぜそうなるのか?」が分からず、つまずく場面が多くなるでしょう。
「フランス語って難しい…勉強をやめよう」というモチベーションの低下に繋がりかねません。
初心者のうちに基礎を理解しておくと、「これはルール通りだ、これは例外だから覚えておこう」と、効率的に学習を進めることができるようになるのです。
フランス語の勉強を独学でする方法
なるべくお金をかけず、独学でフランス語を習得したいと考えている人も多いでしょう。
筆者自身も、現在までに独学でフランス語を勉強した経験があります。
独学での主な勉強方法は、以下の通りです。
- 参考書を使う
- フランス語解説動画やサイトを利用する
それぞれの勉強方法について、詳しくご紹介しますね。
独学①:参考書を決める
独学の方法でもっとも主流なのが、参考書を使った勉強でしょう。
数ある言語の中でも、フランス語の使用人口は比較的多く、参考書も豊富にあります。
だからこそ、選択肢が多すぎて悩んでしまう人もいますよね。
初心者の場合は、語学試験の初級レベルの参考書を一冊買ってやり切ることをお勧めします。
仏検では4、5級、DELFではA1、A2のレベル用の参考書になります。
これらを1冊やり切り、まずはフランス語の基本をマスターしましょう。
先ほどもお伝えした通り、フランス語では基礎を抑えることがとても大切です。
基礎をマスターしたら次のレベルの参考書に進む、というように、段階を踏んでいくと効率的です。
独学②:動画やサイトを利用する
参考書だけでは、発音やリスニングの勉強がしづらいことがあります。
そんな時に活用すべきなのが、Youtubeなどに上がっているフランス語学習動画や、フランス語学習サイトです。
ネイティブがフランス語の発音を解説してくれたり、リスニング練習用の動画を提供してくれているものもあります。
私自身も、日頃とてもお世話になっています。
独学のデメリットの一つに、正しい発音を学ぶことが難しいことなどが挙げられるでしょう。
これらの動画やサイトは、そういったデメリットをカバーしてくれる力強い味方です。
独学でフランス語を学ぶ人は、これらを利用しない手はありません。
フランス語の勉強をオンラインスクールでする方法
独学での学習は融通が利く一方、自分自身で勉強方法を試行錯誤する必要があるため、非効率になってしまいがちです。
そこで、もう一つの学習方法として、オンラインスクールをご紹介したいと思います。
自分だけではなかなか勉強を続けるのが難しいと感じる方には、オンラインスクールは最適な方法と言えます。
今回は、オンラインスクールで学ぶ際に、気をつけたいポイントを3つご紹介したいと思います。
オンラインスクール①:ネイティブの講師がいるスクールを選ぶ
オンラインスクールで学ぶのであれば、ぜひネイティブがいるスクールを選ぶことをおすすめします。
スクールによっては、第二言語としてフランス語を学んだ人が先生としてフランス語を教えているところもあります。
もちろんこのような先生は、フランス語を学習する大変さを知っているので、とても親身になって教えてくれるでしょう。
しかし、せっかくお金を出してスクールに通うのであれば、ぜひネイティブの発音に触れる機会も欲しいですよね?ネイティブだからこそわかる、ニュアンスや文化的背景なども一緒に学べるチャンスにもなるかもしれません。
もしスクール選びに迷った場合は、この点を一つの基準にすると良いと思います。
ネイティブとオンラインレッスンをしたいならitalkiがオススメです!
italkiは1回単位でフランス人ネイティブのレッスンを受けることができ、マンツーマンでいつでもどこでも受講ができます。
教師の資格を持った先生にお願いしても、手軽なレッスン費用で始められるので、一度チェックしてみてください!
オンラインスクール②:分からないことは質問する
オンラインスクールで学ぶのであれば、分からないことは質問するように心掛けるのが良いです。
せっかくお金を払って授業を受けるのですから、積極的に質問をして、不明点を解消するようにしましょう。
生徒からの質問によって、講師自身も生徒のレベルや理解度を測ることができます。
質問をするということは、とてもwin-winなことなのです。
質問に限らず、「もう少しゆっくり話してほしい」などの要望も積極的に伝えましょう。
コミュニケーションを活発に取ることで、よりスクールが楽しくなり、フランス語学習への意欲も高まるはずです。
オンラインスクール③;単語・文法・リスニングをバランスよく学ぶ
オンラインスクールで学ぶ場合には、ぜひ単語・文法・リスニングのバランスを考慮しながら学ぶようにしましょう。
オンラインスクールによっては、どこか一分野に特化して教えているところもあるかと思います。
しかし、単語・文法・リスニングは相互関係にあり、どれか一つでも欠けると、フランス語能力の成長は伸び悩んでしまいます。
もしオンラインスクールがリスニング特化型なのであれば、単語や文法は別のスクールや独学で補うようにしましょう。
バランス良く学ぶことが、フランス語能力向上の近道になります。
フランス語の勉強は言語交換もおすすめ
もう一つのおすすめの学習方法として、言語交換があります。
言語交換とは、違う言語のネイティブ同士が、それぞれの言語の学習をサポートし合うことを言います。
この方法の最大のメリットは、ネイティブに自分のフランス語を添削してもらえることです。
さらに、友達感覚でやり取りできるため、ラフな雰囲気でフランス語を学べるという利点もあります。
強いてデメリットを挙げるならば、お互いが初心者レベルの場合は、最初は会話を続けること自体に苦労することでしょう。
ただし、この点を自力で解消していくことで、フランス語の能力は大きく向上するはずです。
おすすめの言語交換アプリやサイトは、以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
>>言語交換ができるアプリやサイト8選!それぞれの特徴もご紹介!
言語交換で意識したいのが、お互いにwin-winな関係を構築するように努めること。
なぜなら相手のフランス人もまた、あなたから日本語を学びたいと思っているからです。
あなた自身も、相手の学習をできる限りサポートしようとする気持ちが大切です。
フランス語の勉強時間
日常会話レベルのフランス語を身につけるために必要な学習時間は、約1000時間程度と言われています(語学試験によって、提示している参考学習時間は異なります)。
ここでいう「日常会話レベル」とは、以下のようなことができるレベルを指すことが多いです。
- 自分の言いたいことを表現し、伝えることができる
- 相手の話を理解し、自分の意見や返事を述べることができる
- 電話の応対ができる
- 辞書を使わずに、ニュースや雑誌などの要点を理解・把握することができる
- 複数人のグループでの会話についていくことができる
1000時間と聞くと膨大に思えますが、日割りにすると以下のような学習時間になります。
- 毎日1時間勉強の場合:約2年9ヶ月
- 毎日2時間勉強の場合:約1年4ヶ月半
- 毎日3時間勉強の場合:約11ヶ月
なんだか、現実的な時間に思えてきませんか。できる範囲で、毎日コツコツと学習を続けていきましょう。
まとめ
フランス語の学習を始める人は、実際に勉強を始める前に、まずは以下のことから始めるといいでしょう。
- 目標を決める
- スケジュールを立てる
- 基礎を抑える
また、フランス語の学習方法として、主に以下のような方法があることがお分かりいただけたかと思います。
- 独学
- オンラインスクール
- 言語交換
紹介した勉強のポイントや学習方法を参考に、ぜひ自分に合った方法を選択して効率的にフランス語を学びましょう。
\あわせて読みたい関連記事/
【関連】言語交換ができるアプリやサイト8選!それぞれの特徴もご紹介!
【関連】フランス語で「愛してる」の言い方とは?カタカナ発音もあわせてご紹介
【関連】フランス語で「ありがとう」の言い方とは?カタカナ発音の「メルシー」は通じるかも解説
【関連】おしゃれなフランス語の単語・フレーズ60選
【関連】フランス語のアルファベットとは?読み方、発音記号、覚え方をわかりやすく解説