どんな言語でも「ありがとう」はとっても大切なフレーズです。ドイツ語でももちろん同じ。感謝上手はコミュニケーション上手!
この記事ではドイツ語の「ありがとう」を勉強しましょう。
この記事ではドイツ語学習歴10年、ドイツ滞在歴2年の筆者がドイツ語の挨拶をご紹介します。
ドイツ語の基本の「ありがとう」
【①ありがとうございます。】
Danke schön. (ダンケ シェーン.)
Dankeが英語のThanksなら、Danke schönはThank youぐらいのニュアンスでしょうか。
Thanksではちょっと軽すぎるな、というときに使うごく一般的な表現です。
例えばお店でものを買って「どうぞ(Bitte schön)」と言われたとき、Danke schön!と答えます。
ちなみに、ちなみに「シェーン」の「ェ」は口をoの形にしたまま「e」と発音します。
日本語にはない発音なのでちょっと難しいですが、練習してみましょう!
【②ありがとうございます。】
Danke sehr! (ダンケ ゼーア.)
Danke sehr!もDanke schön. と同じニュアンスの感謝の言葉です。
öの音がない分日本人にとっては言いやすいかも知れませんね。
ドイツ語のカジュアルな「ありがとう。」
【ありがとう】
Danke. (ダンケ.)
まずは基本の感謝の表現です。
扉を押さえてもらったとき、「元気?(Wie geht’s?)」と聞かれたときなど、短くありがとうを伝える一番簡単な表現です。
ドイツ語の丁寧な「ありがとう」
もっと丁寧に「ありがとう」を伝えたいときの表現も学んでみましょう。
ドイツ語には本当にいろんなニュアンスの「ありがとう」があります。使い分けて感謝の気持ちをたくさん伝えれば、仲良しの輪が広がりそうですね!
丁寧①:本当にありがとうございます
【本当にありがとうございます】
Besten Dank. (ベステン ダンク.)
bestenは「最高に」という意味。直訳すれば、「最高の感謝(をあなたに贈ります)」という意味ですね。
例えば駅の階段で荷物を運ぶのを手伝ってもらったりしたら、この表現はぴったりです!
旅行者に親切なドイツ人は駅や飛行機内でもよく手伝ってくれる姿を目にしますよ!
丁寧②:心からお礼申し上げます
【心からお礼申し上げます】
Herzlichen Dank. (ヘルツリッヒェン ダンク.)
herzlichenは「心から」という意味。
贈り物などをもらって本当に嬉しかったときなどにつかいましょう!ハグや握手などでも感謝を伝えられますね。
“Herzlichen” の”her”の音は「ヘル」と「ヘァ」の間ぐらいの発音です。
ドイツ語のフォーマル・ビジネスでの「ありがとう」
フォーマルな場、ビジネスの場での感謝の伝え方はどうでしょうか。
日本と違って敬語の文化がないドイツですが、きちんとした場でどう使い分けるのかは気になるところですよね。
【どうもありがとうございます(フォーマル)】
Vielen Dank. (フィーレン ダンク.)
このフレーズはフォーマルな場で一番よく使われる感謝の表現です。
最初の”v”の字は”v”ではなく”f”の音で読むので発音に注意です!
例えば大学の講義や講演会で、最後に先生がVielen Dank. と言ったりします。
Vielen Dankにいろいろ付け加えてビジネスの場でいろいろな感謝の表現ができますので、以下にいくつか例文を挙げてみますね。
【メールをありがとうございます。】
Vielen Dank für Ihre Email. (フィーレン ダンク フュア イーレ イーメイル. )
“für”の”ü”は「ウ」の口で「イ」と発音する、日本語にはない音です。練習してみましょう。
【よろしくお願いいたします。】
Vielen Dank im Voraus. (フィーレン ダンク イム フォラウス. )
直訳すると「前もってありがとうございます」という言い方で、日本語では「よろしくお願いします」にニュアンスが似ている定型文です。
何かを頼むときに前もってお礼を言っておくと相手も気持ちよくお願いを聞いてくれるかもしれませんね。
【ご清聴ありがとうございました。】
Vielen Dank für Ihre Aufmerksamkeit. (フィーレン ダンク フュア イーレ アウフメルクザムカイト. )
直訳すると「(こちらに)注意を向けていただいてありがとうございます」という意味で、スピーチやプレゼンの最後に言う定型文です。
発表自体は英語でもOKですが、最初や最後に現地語を挟めば聞いている人も気持ちよく聞いてくれそうですね!
ドイツ語の「ありがとう」への答え方
ここまで「ありがとう」のいろいろなバリエーションをご紹介してきましたが、今度は自分が「ありがとう」と言われた場合の返し方もご紹介しておきましょう。困ったときはお互いさまですよね!
答え方①:どういたしまして
①カジュアルに「どういたしまして」
【どういたしまして。①】
Bitte. (ビッテ. )
“Danke”と言われたときにはこのようにカジュアルに答えてOKです。
ただ、真顔で言うとちょっとそっけないので笑顔を忘れずに!
【どういたしまして。②】
Bitte sehr. (ビッテ ゼーア.)
親しい相手にはこちらのフレーズを。
次に紹介する “Bitte schön.” よりもより親しみがこもった親密な表現です。発音もこちらの方が簡単ですね。
②普通に「どういたしまして」
【どういたしまして。】
Bitte schön. (ビッテ シェーン. )
Danke schönなど丁寧にお礼を言われたときにはこのように答えましょう。
また、お店で飲食する場合などには店員さんが食事を持ってくるときに先に”Bitte schön!”と言う場合もあります。そんなときにはこちらも”Danke schön.”と応じましょう。
③その他のフレーズ
【何でもないことですよ。】
Nicht zu danken. (ニヒト ツー ダンケン. )
直訳すると、「感謝することはありません」で、「感謝されるまでもない何でもないことですよ」というニュアンスです。
優しい心遣いが伝わるフレーズですよね。
【問題ないですよ。】
Kein Problem. (カイン プロブレーム. )
“kein”は英語の”no”と同じ。ノープロブレムって英語でも言いますよね。
同じニュアンスで、ありがとうと言われたときに「こちらには何も問題が起こっていませんよ」と相手を気遣うフレーズです。
答え方②:こちらこそありがとう
【こちらこそありがとう。】
Danke auch. (ダンケ アオホ. )
相手がありがとうと言ったときこちらもありがとうと言いたい場面ではこのフレーズが使えます。
”auch”は「〜も」という意味で英語の”too”と同じ。
ちょっとカジュアル寄りな表現ですが、ドイツ語圏では非常によく使われるフレーズです。
“auch”の”ch”は喉の奥から息をポンと出すイメージで発音しましょう。これも日本語にはない発音なので練習あるのみ!
まとめ
この記事ではドイツ語の「ありがとう」とそれに関連するフレーズについてご紹介しました。
内容は以下の通りです。
- ポイント①:基本の「ありがとう」の表現
- ポイント②:フォーマルな場での「ありがとう」の表現
- ポイント③:「どういたしまして」の表現
カジュアルなフレーズからビジネスでも使える言い回しまでいろいろありましたね。
ぜひ様々なドイツ語の「ありがとう」を覚えて、感謝上手、コミュニケーション上手になりましょう!きっと旅の思い出も「ありがとう」の数だけ輝いて思い出されるはずです。
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