日常生活やコミュニケーションでよく使われる表現の一つに、「めんどくさい」という言葉があります。
英語にも「めんどくさい」を意味するさまざまなスラングや表現が存在し、そのニュアンスや使い方を正確に表現することが重要です。
そこで本記事では、米国で4年間のカレッジライフをネイティブ達とともに過ごした筆者が、「めんどくさい」を表す英語のスラングや使い分けのコツを解説します。
スラングの理解は、ネイティブとコミュニケーションをスムーズにとるためには欠かせません。
本記事の内容を参考に、「めんどくさい」を表現するスラングをマスターしましょう。
「めんどくさい」を表す基本的な3つの英語表現
実は、日本語の「めんどくさい」を直訳する単語は英語にはありません。
ですが、以下の表現は「めんどくさい」に相当する英語表現の代表例です。
例文:
【乗り気じゃないなあ】
I don’t feel like it.
例文:
【手間がかかりすぎるよ】
Too much hassle.
例文:
【わざわざそんなことする気になれないよ】
I can’t be bothered.
これらの表現は、「あまりにも手間や労力がかかる」「うんざりする」「やる気が起きない」などのニュアンスを表現します。
ネイティブが英語でめんどくさいを表現する10の方法
ここからは、ネイティブが日常的に使用する英語の表現で「めんどくさい」を表現する10の方法を紹介します。
それぞれの表現に対して、例文と使い方のコツを解説しているので一つずつ確認していきましょう。
I can’t be bothered.
例文:
【今は部屋の掃除をするのが面倒くさい。】
I can’t be bothered to clean my room right now.
この表現は、自分自身が手間や労力をかけることに消極的な気持ちを表わします。
It’s a hassle.
例文:
【あの書類の手続きは本当に面倒くさい。】
Going through all that paperwork is such a hassle.
「hassle」は日本語でいう「気合い」のような意味合いですが、ネガティブなニュアンスを含んでいます。
ですのでこの表現は、「この作業を完了させるには相当な気合が必要だ」=「該当の作業が複雑でめんどくさい」といった意味合いになります。
Too much hassle!
例文:
【これらのメールに対処するのは本当に面倒くさい。】
Dealing with all these emails is too much hassle for me.
こちらも一つ前と同じく「hassle」を使った表現です。手間や労力が過度にかかることを表現し、イライラや煩わしさを強調します。
It is a pain in the neck(ass).
例文:
【このコンピュータの問題を修正するのは本当に面倒くさい。】
Fixing this computer issue is such a pain in the neck.
「It is a pain in the neck」を直訳に近い形で訳すと「これは首が痛くなるほどやっかいだ」となります。
問題や課題が大変で面倒なことを表現し、頭が痛くなるほどの苦痛さやイライラ感を伝える表現です。
It’s annoying!
例文:
【彼らの絶え間ない割り込みは本当にイライラする。】
Their constant interruptions are so annoying.
「annoying」は「うざったい」といった意味合いを持ち、煩わしさやいらだたしさを強調して表現します。
such a slacker.
例文:
【彼は家事を手伝ってくれないの。本当に怠け者よ。】
He never helps out with chores. He’s such a slacker.
「slacker」は「面倒くさがりや」を意味する単語で、怠け者や仕事をサボる人を表現します。
I’m too lazy to~.
例文:
【今夜は料理するのが面倒くさいから、テイクアウトしよう。】
I’m too lazy to cook tonight. Let’s order takeout.
「too 〜 to 〜」構文(〜すぎて〜できない)を使った表現です。
「lazy」はやる気が起きず怠ける様子を表す単語で、この表現では、自分が怠け者であることを該当動作を避ける理由として使ってます。
I can’t take it anymore.
例文:
【建設現場からの騒音で気が狂いそう。もう我慢できない。】
The noise from the construction site is driving me crazy. I can’t take it anymore.
イライラやストレスが限界に達していて、もう我慢できないさまを表現します。
I don’t feel like it.
例文:
【今夜は外出する気分じゃない。ただ家にいてリラックスしたいだけだ。】
I don’t feel like going out tonight. I just want to stay home and relax.
自分がその行動に興味や気分が乗らないことを表現します。
What a pain!
例文:
【2時間も並ばなきゃいけないの?めんどくさい!】
Do I have to wait in line for 2 hours? What a pain!
「pain」は「痛み」を意味する単語で、この表現では該当の作業が苦痛であることを表わしています。
【関連記事】「心が疲れた」は英語でtiredだけ?13のスラングや使い分けのコツを解説
「めんどくさい」の英語スラング表現3選
次に「めんどくさい」を表すくだけた表現である英語スラングを3つ紹介します。
No way!
例文:
【私が一人で家中を掃除するって?絶対嫌だよ!】
You want me to clean the entire house by myself? No way!
あまりにも面倒な提案や要求に対して拒否や驚きを表現します。
What the hell!
例文:
【明日までにこのレポートを仕上げなきゃいけないって?最悪!】
I have to finish this report by tomorrow? What the hell!
「hell」は「地獄」という意味の単語で、状況が最悪なときに使う表現です。
急な要求や不意な出来事に対しての驚きやイライラを表現します。
Whatever!
例文:
【手伝ってくれないの?いいよ、どうせそうだと思った!】
You don’t want to help me? Whatever!
相手に対して無関心や軽蔑を示しながら、面倒くささを表現します。
【関連記事】英語のかっこいいスラング17選!例文付きで使い方を丁寧に解説
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英語のスラングを習得する最良の方法は、ネイティブスピーカーから学ぶことです。
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まとめ
「めんどくさい」という感情を正確に英語で表現するためには、さまざまなスラングや表現を学ぶことが重要です。
本記事では、基本的な英語表現から日常的に使用されるスラングまで、「めんどくさい」の意味やニュアンスを理解するための表現を紹介しました。
「めんどくさい」を表現する英語スラング:
- No way!
- What the hell!
- Whatever!
紹介した表現をマスターして、英語でもスムーズに感情を表してみてください。
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