語学で必要なのは「会話・文法・単語」の勉強です。中国語ももちろん、これらの勉強をしっかりしないといけません。
最近では、様々なアプリが出ていて、手軽に中国語の勉強ができるようになっています。
今回は、13年間中国語を勉強している筆者がおすすめする、
- 会話・文法・単語別それぞれのアプリ
- 無料で利用できるアプリ
- 有料でできるアプリ
- 辞書
をそれぞれご紹介します。
既に教材を使って勉強している方もアプリを併用すれば、効率的に進めることができるでしょう。
中国語の勉強アプリ:会話編
会話は中国語の勉強に必要な要素の一つです。
ですが会話の訓練を行おうとすると、ネイティブの友人を作るか、ネイティブの講師を見つけて会話練習する必要があります。
会話の練習を行う事ができるアプリがいくつかあるのでご紹介します。
hello talk
hello talkとは、言語学習、言語交換アプリです。
例えば、『中国語を学びたい人と、日本語を学びたい人とでパートナーになり、お互いの言語を教え合う』といった具合です。
会員の種類は無料会員と有料会員の2つがあり、無料会員は機能が制限されますが、それでも十分に利用する事ができます。
お金をかけずにネイティブの方と会話練習がしたい人にはうってつけです。
無料会員:
- 150以上ある言語から1つ選べる
- チャット、音声メッセージ、音声電話、タイムライン、翻訳(制限あり)
VIP会員:
- 無料会員の機能全て
- 翻訳(無制限)
- ビデオ通話
HiNative
ネイティブスピーカーに無料で質問ができるプラットフォームです。
yahoo掲示板のようなものをイメージすると分かりやすいかと思います。
こちらも無料会員と有料会員が2種類あります。
無料会員はいくらか制約がありますが、十分に活用する事ができます。
このアプリには質問プレートという機能があり、それを使用し質問を投稿します。
そうして分からない表現・単語などを解決できます。
有料会員だと、添削プレートというものが使えるようになっています。
これを使えば自分の間違いに気づく事ができるので、文法の勉強にもなりますね。
中国語の勉強アプリ:文法編
文法は教材を使用して勉強する機会が多いと思います。私も教材を使用して勉強していました。
しかし、現在は文法を勉強できるアプリがあり、手軽にどこでも文法の勉強ができるようになっています。
LingoDeer
LingDeerは語学学習アプリです。13か国語に対応していて、聞き取り、穴埋めなどの問題を解いていき、学習します。
初心者〜中級レベルまで対応していて、簡単な問題から出題されるので、構えずに始められます。
音声がついている問題もあるので、文法だけの練習にならずにすむ点は良いと思います。
ゲームのようにできるので、楽しく勉強する事ができます。大人だけでなく子どもでも利用できます。
漢字・ピンインと日本語訳を追いかけながら、音声を聞く事ができる「ストーリー」という機能は退屈せずに勉強できるでしょう。
HelloChinese
HelloChineseも、聞き取り・穴埋め問題などクイズ形式で勉強できる語学学習アプリです。
中国語に特化したアプリで、練習問題も豊富に用意されています。
文法の穴埋め問題はゲーム感覚でできるので、何度も挑戦でき、短時間で多くの問題をこなす事ができそうです。
他に良いと思った点は、音声だけでなく、映像で出題される問題もあるところです。口元をみる事ができるので、音声のみに比べると聞き取りやすいです。
もう一つのポイントは、自分がマイクに発声をして、発音をチェックしてもらえる問題があるので、文法の勉強をしながら発音の確認もできます。
中国語の勉強アプリ:単語編
書いて覚える単語の勉強法はやはり効果的です。しかしアプリを使用して行う勉強方法にもメリットがあります。
ノートとペン、机もいらないのでいつでもどこでも単語練習をする事ができます。
ALCO for DLセンター
ALCO for DLセンターとは出版社アルクの書籍・雑誌の音声やPDFなどが無料でダウンロードできるアプリです。
アルク出版と言えば単語教材として人気のある「キクタン」を出版しています。
このアプリがあればキクタンに載っている単語の音声をダウンロードできます。
中国語と日本語が流れるので、教科書がなくてもリスニング力を鍛えられます。音声速度が変えられるので超初心者にもオススメです。
『HSK公認単語トレーニング(中国語検定)』
HSK(漢語水平考試)とは、中国政府が主催する中国語以外を母国語とする中国語学習者に向けた試験です。
こちらは、そのHSKが公認している教材シリーズの単語アプリです。
HSK1級〜6級までの頻出単語が勉強できます。HSKを受験する予定の方にとてもおすすめするアプリです。
受験しない方も、レベル別で単語が学習できるので、自分の目安になり使いやすいです。
課金をすることもできますが、無料で十分に活用できます。
中国語の勉強アプリ:リスニング編
リスニング勉強こそアプリでの勉強がおすすめです。まず音声があればいいので、CDやパソコンを使用するよりも手軽に進められます。
超・中国語耳ゲー
超・中国語耳ゲーとはその名の通り、音声を聞いて答えるゲームです。
ピンインに関する問題だけととてもシンプルな作りですが、その分初心者にはおすすめです。
一番初めにつまづきやすい「ピンイン・声調」をゲーム感覚で練習できるので、ピンインの聞き取りに自信のない初心者の方は試してみましょう。
NHKゴガク 語学講座
こちらのアプリは、NHK語学番組の公式サービスです。
NHKラジオ第2で放送中の語学講座を最初から最後まで全て聞くことができます。
「声調確認くん」という機能があり、例文を発声し録音すれば、自分の声調があっているかどうかを確認できます。
声調を視覚でも確認することができるので面白いですよ!
中国語の勉強アプリ:辞書編
辞書もアプリを使用するとメリットがたくさんあります。
紙の辞書は重くかさばるので、持ち歩きに不便、電子辞書は価格が高いというデメリットがあります。
アプリならそのデメリットを改善することができます。
中日辞書 北辞郎
無料でインストールできる中日辞書アプリです。無料なのに17万語を超える単語が登録されています。
有料の辞書アプリに比べると単語数はやはり劣りますが、サブ的に使用する分には十分だと思います。
中日・日中辞典(小学館)
小学館が出している辞書アプリです。
中日と日中に対応していて、20万弱の単語数が登録されていて、解説と用例も充実しています。
4,040円(税込/2022年6月時点)とアプリとしては少々お値段がしますが、電子辞書を買うことを考えれば安いと思います。
中国語の勉強アプリ:総合編
様々な学習項目を網羅している中国語の勉強アプリもあります。
各項目毎の好きなアプリを組み合わせてもいいですし、一つで完結したい方には総合アプリがおすすめです。
究極中国語
教材の豊富さが売りの学習アプリ。
基礎漢字からビジネス会話まで対応していて、初級から上級者まで利用できます。
機能に制限はありますが、辞書機能も付いていて、調べた単語を履歴で確認できるのが良い点です。
無料利用だと機能に制限がありますが、HSK対策や、フレーズ練習などもできます。
italki
「italki」というアプリは語学学習者と語学講師のマッチングと、SNSのようなサービスが合わさったプラットフォームです。
150ヶ国以上の言語に対応していて、自分に合った先生を探すことができます。
また、簡単にアプリ上でオンラインレッスンを予約することができます。
トライアルレッスンというものがあるので、試しに受けてから決めることもできます。
また、無料で使用できる機能もとても充実しています。
- 作文添削
- 質問ができるコミュニティ
- レベル診断テスト
- ポッドキャスト
- 単語帳
これらが全て無料で利用できるので、総合的に勉強したいアプリを探している方におすすめです。
まとめ
アプリを使用した学習は、いつでもどこでも出来るというところが良いですよね。
勉強したい項目別に好きなアプリを選んで使用したり、教材との組み合わせで使用するのもおすすめです。
一つのアプリで一括で勉強したい方、ネイティブの講師を探している方は総合勉強アプリがおすすめです。
どれも簡単に始められるので気軽に試してみてください。
\あわせて読みたい関連記事/
【関連】中国語の勉強初心者におすすめの参考書・教材をご紹介
【関連】中国語の発音を徹底解説!おすすめの練習方法も合わせて解説します
【関連】italkiとは?中国語のオンライン学習に必携の語学学習アプリをご紹介
【関連】中国語の独学は難しい?上達のための6つのステップとおすすめの学習ツール
【関連】これだけ覚えれば中国語で日常会話ができる!覚えておきたいフレーズ40選