独学で勉強したいと思っている人は多いと思います。
果たして上達できるのか、できるとすれば何をすれば良いのか気になると思います。
今回は、独学で勉強しようと思っている方へ以下のポイントをご紹介していきます。
- 勉強の方法
- 必要な勉強項目
- 独学に使うべきツール
独学で中国語を勉強しようと思っている方は、この記事を読めば効率よく上達する方法がわかります。
中国語は独学で身につけられるのか
中国語を勉強しようと思った時に、独学で身につけられるのか考えることってありますよね?
結論から言いますと、独学で身につけることは可能です。
ただし、正しい勉強法を理解することが大切です。それができれば効率的に進められるでしょう。
中国語を独学で勉強する6つのステップ
独学で勉強する上での6つのステップをご紹介します。
ステップ①:発音
全くのゼロから中国語を勉強し始めるのであれば、発音の勉強からする必要があります。
「発音記号のピンイン」と「音程の声調」の組み合わせで発音の仕方を表記します。まずここから勉強しないといけません。
中国語の発音は日本人に馴染みのない音がたくさん使われている上に、日本語で使われる音数よりも圧倒的に多いのです。
小さなこどもならまだしも、大人が耳で聞いただけで真似をしようとすると限界があります。
なので、論理的に発音の仕組みを理解し、効率よく訓練する必要があります。
発音の解説を読み、正しい発音の音声を聞き、発声し練習する。
この3つを繰り返し行えば短期間である程度習得することも可能です。
ステップ②:文字
次に、文字です。このステップは日本語ネイティブであれば難しいことはありません。
ただし、中国語で使われる漢字と日本語の漢字の中には、微妙に違いがあるものがあります。
中国語の表記に使われる漢字は、簡体字と繁体字がありますが、簡体字は省略された文字、繁体字は日本語の旧漢字のような文字になります。
思い込みで書いていたら、実は間違っていたということもあるのでしっかり見て覚えるようにしてください。
ステップ③:単語
発音の練習が終わると、単語の勉強に移ります。自分に合った参考書やアプリなどを使って簡単な単語から練習しましょう。
ここで重要なのは、この段階でピンインと声調の習得度は70%も必要ないということです。理由は2つあります。
理由①:単語の練習をしながらも発音の練習は出来る
詳しい方法は後ほど説明しますが、単語は必ず声に出しながら練習をします。
「ピンインと声調」の練習の際にも声に出して練習をするのですが、“音”として発声練習をするので、覚えづらいと感じる方がいます。
“音”と“意味”を関連づけることができる「単語練習」の方が覚えやすいという方にとっては効率的かと思います。
理由②:ピンインと声調の練習だけではつまらない
想像してみてください。
A・B・C・D〜〜Zまでを何日間も正しい発音で練習し続けるのは根気のいるトレーニングです。
もちろん個人差があると思いますが、ピンインと声調の練習をつまらなく感じてしまう人は多いです。
つまらないと感じ始めたらやる気もなくなってしまいますよ。
つまらない!と思った方は、ピンインがほとんど読め、声調も6割程度出来ている状態であれば、さっさと単語練習に移ってしまってもOKです。
ポイント:
- ピンインと声調は6割程度の出来→単語練習でOK!
- わからない発音はうやむやにせず、正しい発音を聴きながら何回も練習!
ステップ④:文法
単語の練習が終われば、次は「文法の練習」です。
実は、中国語の最初のつまずきポイントはピンイン・声調なのです。
そこをクリア出来さえすれば、後はより多くの単語・文法を勉強して覚えていけば良いのです。
特にHSKや中検の合格が目標の方は、専用の参考書を解くことをおすすめします。
ステップ⑤:リスニング
言語において、リスニングの勉強はとても重要です。中国語も例外ではありません。
その上、日本人は漢字を見るだけである程度の意味が理解できてしまいます。
読み書きは得意でも、リスニングが苦手という方は案外多いです。
検定対策として参考書で練習したり、アニメやドラマなどを試聴して、より多くの中国語を聞き込むようにしましょう。
ステップ⑥:会話
中国語を学習する上で、最終的に目指すところは「会話ができるようになる」だと思います。
リスニングができたとしても、自分の伝えたいことを伝えられないと意味がないですよね。
インプットをしたら、必ずアウトプットをするようにしてください。
たくさん音源を聞いたら、それを真似するところからで良いので、会話の練習をたくさんしましょう。
ネイティブの人と会話練習をする機会があれば一番良いですが、環境によっては難しい場合があります。
ですが一人でもアウトプットの練習はできます。
教材や、動画などの会話のフレーズをまるごと真似し、何度も声に出して練習するだけでも効果はあります。
意味と結びつけてフレーズを覚えてしまえば、実際の会話の際に役立ちます。
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体験レッスンを予約する中国語の独学に使うべき5つのツール
独学で中国語を勉強をするメリットは、自分のペースで勉強できる、費用が安くて済む、ということが挙げられると思います。
しかし、自分で教材やツールを探さなくてはなりません。
まず適当に取り入れ、合わなければ新しいものを取り入れる、ということをしていては、非効率ですし、余計にお金がかかってしまうこともあるでしょう。
ここからは、独学で使うべきツールを5つに分けてご紹介します。
ツール①:オンライン中国語レッスン
独学での勉強と言いながら、早速オンラインレッスンを紹介しますが、これにはきちんと理由があります。
語学の勉強には「会話」の勉強が不可欠です。他の項目に比べて、会話はネイティブと一緒に訓練するのが一番効果があります。
ネイティブの友達がいる方は、その方と練習できればなお良いですね!
オンラインレッスンだけを頼りにする必要はなく、会話の練習だけオンラインレッスンを使用するという方法もあります。
回数を減らしたり、会話練習だけのレッスン内容であれば安くなる場合もあるでしょう。
italkiは1回単位で中国人ネイティブのレッスンを受けることができ、マンツーマンでいつでもどこでも受講ができます。
教師の資格を持った先生にお願いしても、手軽なレッスン費用で始められるので、一度チェックしてみてください!
ツール②:中国語のドラマや映画
ドラマや映画を視聴する方法もおすすめです。
一人でもできますし、楽しみながら勉強ができます。
今は、様々な動画視聴サービスもあるので手軽にドラマ、映画を見ることができます。
おすすめの勉強の仕方は、まず初めは日本語字幕でみて、再度同じ動画を中国語字幕・中国語音声で見る方法です。
ツール③:YouTubeなどの動画サイト
YouTubeなどの動画サイトもおすすめです。無料で見れますし、勉強に特化した動画も多いのでためになります。
特に発音の解説動画は、口元の動きや舌の動きが見れるので、発音教材のCDなどよりもおすすめです。
ツール④:中国語勉強アプリ
ここ数年で中国語勉強用のアプリは進化しています。
辞書、単語、文法、リスニング、会話などそれぞれに特化したアプリがたくさん出ています。
全ての項目が勉強できる総合的なアプリもあります。
アプリは無料で使用できるものも多いので、自分に合ったものを探して試してみると良いと思います。
【関連記事】中国語の勉強にオススメのアプリ12選~会話・文法・単語別などで解説~
ツール⑤:自分に合ったテキスト
テキスト教材は、語学の勉強で一番使う機会が多いと思います。
本当にたくさんの種類があるので、選ぶのに一番悩むツールでもあると思います。
文法の解説がたくさん載っているものが良いという人がいれば、単語が多く載っているものが良いという人もいるでしょう。
何を勉強したいのかを明確にし、書店で実際に手にとって買うのをおすすめします。
また、すべての項目を網羅しようと、たくさんのテキストを買う人も多いと思います。
広い範囲を詰め込んでもあまり意味がないと思います。それよりも一冊を覚えるほどやりこむ方が良いです。
初心者ほど最初は一冊に絞って勉強をすることをおすすめします。
迷った場合は、持ち運びしやすい、書き込みがしやすいといったポイントで選ぶのも良いですよ!
中国語を独学する上で気をつけておくべきポイント
独学で勉強すると、アドバイスをくれる人もいないので、間違った勉強をしても気付けないことがあります。
これだけは気をつけた方が良いというポイントをいくつかご紹介します。
ポイント①:発音の独学は危険
中国語の発音はとても重要です。
ある程度合ってないと全く通じないことが多くあります。
変な癖がついたまま覚えてしまうと、直すことも容易ではありません。
論理的な発音の解説をみて理解すれば、効率的に習得できます。
間違ってもピンインではなくカタカナで覚えるなんてことはしないようにしましょう。
ポイント②:アウトプットを意識的に取り入れる
「話せること」を目標にしているならアウトプットの練習は必要不可欠です。
日本語ネイティブは漢字をある程度理解できるので、ライティング・リーディングの能力は向上しやすいです。
アウトプットが足りないとライティング・リーディング能力とのギャップが生まれてしまいます。
会話の練習はもちろん、単語の練習、文法の練習の際でも常に発声しながら勉強することをおすすめします。
まとめ
独学でも中国語を習得することはできます。
- 発音
- 文字
- 単語
- 文法
- リスニング
- 会話
この6つのステップを確実にこなして行けば効率的に進められるでしょう。
様々なツールがあって悩むとは思いますが、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
Youtubeや、アプリなど無料で手軽に試せるものはどんどん試して気にいるものを探しましょう。
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