初めて誰かと会った時に欠かせないのが自己紹介です。
特に韓国では日本に比べて、年齢による上下関係などを強く意識することから、年齢について聞かれる機会が多くあります。
韓国の人と交流する際にはお互いのことについて理解し合うためにも、自己紹介のフレーズをしっかりと押さえておきましょう。
今回は自己紹介で使える韓国語フレーズや自己紹介時の注意点についてご紹介します。
これから韓国人と交流する予定の方や、韓国の挨拶文化について知りたい方もぜひ参考にしてくださいね。
記事内の自己紹介を組み合わせてオリジナルの韓国語自己紹介を作ってみましょう。
韓国語の自己紹介フレーズ
韓国語の自己紹介で必須のフレーズを種類ごとに紹介します。
自己紹介をする状況に合わせて挨拶の仕方を使い分けられるといいですね。
フレーズ①:はじめの挨拶
안녕하세요.
こんにちは
안녕하십니까.
こんにちは
どちらも一般的な挨拶として使われ、尊敬の意味も込められているため、初対面の人にもつかえる挨拶です。
しかし、안녕하십니까の方がより丁寧なニュアンスになるため、公式の場など改まったシチュエーションで使われます。
처음 뵙겠습니다.
初めまして
만나서 반갑습니다.
お会いできてうれしいです。
만나서 반가워요.
お会いできてうれしいです。
반갑다は「会えて嬉しい」という意味の単語です。
만나서をつけずに、반갑습니다や반가워요だけでも、「お会いできて嬉しいです」のニュアンスになります。
状況によっては「久しぶり!」という意味で使われることもあるので、久々に会えて嬉しいと感じる友達に会った時も使ってみましょう。
フレーズ②:名前
저는 미호라고 합니다.
私はみほと言います。
저는 캔타입니다.
私は健太です。
どちらも名前を紹介する際の定番フレーズです。
どちらを使っても丁寧な言い方であるため、どんな状況でも相手に失礼なく使うことができます。
もし、友達や年下の相手にフランクに話したい時は、「저는 〇〇예요/이에요.」「저는 ◯◯라고 해요.」とヘヨ体を使うとより親しみやすい言い方になります。
フレーズ③:年齢
저는 서른살입니다.
私は30歳です。
전 95년생이에요.
私は95年生まれです。
韓国では日本のように、普通に自身の年齢を伝える言い方もありますが、直接年齢を伝えるよりも自分の生まれ年を伝える場合が多く見られます。
例えば1998年生まれであれば「98年生まれ」、2001年生まれであれば「01年生まれ」のように表します。「〜年生まれ=~년생」と表現され、韓国では年齢の話をする際によく使われる表現ですので覚えておきましょう。
한국 나이로 28살입니다.
韓国の年で28歳です。
韓国の年齢と日本の年齢の数え方は異なるため、同じ年に生まれていても年齢が違うというハプニングが起こる場合があります。
これは韓国では生まれた時点を1歳と考え、さらに新年を迎えた1月1日に全員が1歳年を取るというシステムを取り入れてるためです。
日本は自分の誕生日に年を重ねていくため、最初に韓国の数え方を勉強すると、少し不思議な感覚に陥りますよね。
そのため、年齢を話すときはどこの国を基準にしているかを示すと、とても分かりやすく親切です。
「한국 나이로는(韓国の年では)」「일본 나이로(日本の年で)」などがよく使われます。
このような日本と韓国の文化の違いは韓国の方と直接会話をすることで、たくさん出会うことができます。
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フレーズ④:出身地
저는 일본사람입니다.
私は日本人です。
저는 도쿄 출신입니다.
私は東京出身です。
일본에서 왔습니다.
日本から来ました。
오다は「来る」という意味の動詞です。
「~에서 왔습니다(〜から来ました)」というフレーズは出身を話す以外にも、住んでいる場所を聞かれた時などにも役立ちます。
저는 오사카에 살고 있어요.
私は大阪に住んでいます。
自己紹介後には「어디 사세요?/ 어디에 살고 있어요?(どこに住んでいますか?)」と相手から質問されることがよくあります。
その際は「살다=住む」という単語を使って自分の住んでいる場所について説明してみましょう。
フレーズ⑤:職業
저는 회사원이에요.
私は会社員です。
제 꿈은 의사가 되는 것입니다.
私の夢は医者になることです。
「~이/가 되다」で「〜になる」という意味になります。
自身の将来の夢やなりたい職業があれば、この文法を使って説明してみましょう。
교사(教師)、 변호사(弁護士)、 공무원(公務員)、 가수(歌手)など職業に関する単語も一緒に覚えておきたいですね。
장래 농구선수가 되고 싶어요.
将来はバスケットボール選手になりたいです。
「~이/가 되고 싶다(〜になりたい)」も日常会話で頻出の表現です。
「動詞+고 싶다(〜したい)」の文法が使えるようになると、自分の要望を相手に伝えることができるようになります。
韓国の俳優やアイドルはよくファンに向かって「보고 싶어요~!!(会いたいです)」と思いを伝えることも。
もし誰かに言われた際には「나도(私も)보고 싶어요.」と返してあげると喜ばれます。
フレーズ⑥:趣味
自身の趣味を相手に伝えることで、思わぬ共通点を発見し会話が盛り上がるかもしれません。
覚えた韓国語フレーズを使って自己開示を積極的に行い、仲間を見つけてみましょう。
제 취미는 독서입니다.
私の趣味は読書です。
저는 쇼핑을 좋아해요.
私はショッピングが好きです。
저는 요리하는 것을 좋아해요.
私は料理をすることが好きです。
好きなものの話をするときは「~을/를 좋아하다」または「~이/가 좋다」のどちらかを使います。
意味はどちらも「〜が好き」ですが、좋아하다 か 좋다、どちらを使うかによって使われる助詞が変わってくるので注意してください。
締めのフレーズ
잘 부탁합니다.
よろしくお願いします。
부탁하다は「お願いする」という意味の言葉です。
「잘 부탁합니다.」は丁寧な言い方ですので、基本的にはどんなシチュエーションでも使えます。
しかし、たくさんの人の前で演説したりなど、さらに丁寧に相手にお願いしたい際には「잘 부탁드립니다.(よろしくお願いいたします。)」を使いましょう。
앞으로 잘 지내요.
これから仲良くしましょう。
ビジネスなどで使われることはあまりありませんが、友達同士の会話などでよく使われる表現です。
初対面でもこれから仲良くしたいなと感じた友達には「仲良くしようね」と率直に伝える姿勢がまさに韓国っぽいですね。
日本での自己紹介の際にはあまり聞かない言葉ですが、自己紹介を締めるときに定番のフレーズですのでぜひ覚えておいてください。
韓国語で自己紹介をするときの注意点
ビジネスでは初めて知り合った人へ信頼や敬意を表して握手をする機会が多いですが、韓国と日本の握手の仕方には少し違いがあります。
日本ではそのまま相手の手を握りますが、韓国では、握手する手の肘に逆の手を添えたり、胸に手を置いた後に握手をします。
韓国では目上の人と同じように握手をするのは失礼という意識があり、相手に対して敬意を表すためにこのようなマナーがあるのだそうです。
友達には特に意識する必要はありませんが、ビジネスの場や相手が年上などの場合はぜひ注意しましょう。
韓国のテレビ番組などを見ていると、アイドルや俳優さんがやっているシーンも放送されていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
今回は韓国語の自己紹介に関する以下の内容をご紹介しました。
- 韓国語の自己紹介必須フレーズ
- 韓国語で自己紹介をするときの注意点
フレーズは使い回しができますので、自分の年齢や職業を当てはめて、オリジナルの自己紹介を作ってみてください。
テンプレートを作っておくことで、どこでもスムーズに自己紹介ができるようになります。
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