雑誌や商品の名前としてよく目にするこれらの言葉は、実はすべてイタリア語です。
- ドマーニ
- オッジ
- ポルテ
- パッソ
オペラの国イタリアの言葉は、音楽のように美しい響きが特徴。私たちの耳にも心地よく響きます。かわいい音やかっこいいイメージのある単語も多く、日本でもたくさんのイタリア語の単語が生活の中に存在しています。
こうした素敵なイタリア語の単語には、いったいどんな意味があるのでしょうか。
この記事では日常的によく使われるイタリア語の単語を、名詞や動詞などのカテゴリーに分けて紹介します。
イタリア語の基本単語|名詞
筆者撮影
イタリア語のさまざまな単語は、日本でも商品名やレストラン名となっています。
かわいい名詞やかっこいい名詞だけではなく、実用的な単語もぜひマスターしてみてくださいね。
イタリア語の名詞には、「女性名詞」と「男性名詞」が存在します。イタリア語を学んでいく中で、この違いは自然に身につきますので心配不要です!
発音はそのままローマ字読みですので、太字のアクセントにだけ気をつけてみてください。
それでは、いくつかの名詞をみていきましょう。
かわいい名詞
音楽的な響きのある、かわいい名詞から見ていきましょう。
ご紹介するのは、イタリアの絵本や詩でもよく目にする名詞です。
イタリア語の名詞は、性別や数によって語尾が変化します。以下に紹介するのは、すべて原形になりますので、実際にフレーズで使用する場合は適切に活用してみてください。
また、それぞれの名詞の後ろには男性名詞(m)、女性名詞(f)を記述します。
【愛する人】
Amore(アモーレ)m
【女の子】
Bambina(バンビーナ)f
【花】
Fiore(フィオーレ)m
【夢】
Sogno(ソーニョ)m
【おとぎ話】
Fiaba(フィアーバ)f
【睡魔】
Abbiocco(アッビオッコ)m
【(動物の)赤ちゃん】
Cucciolo(クッチョロ)m
かっこいい名詞
イタリア語のかっこいい名詞も、車名や商品名にしたいような音を持っています。
実際に発音してみてください。そのかっこよさを実感できると思います。
【情熱】
Passione(パッショーネ)f
【宝物】
Tesoro(テゾーロ)m
【乾杯】
Salute(サルーテ)f
【光】
Luce(ルーチェ)f
【四葉のクローバー】
Quadrifoglio(クアドリフォッリョ)m
【空色】
Colore celeste(チェレステ)m
【星】
Stella(ステッラ)f
【城】
Castello(カステッロ)m
【叙事詩】
Epica(エピカ)f
旅行で使える名詞
イタリア語の文法は決してシンプルではありません。
しかしイタリア語の単語をいくつか知っているだけで、イタリア旅行中はかなり重宝するはず。
旅行で使える名詞を紹介するので、旅を満喫するためにもぜひ参考にしてくださいね!
【ホテル】
Albergo(アルベルゴ)m
【レストラン】
Ristorante(リストランテ)m
【空港】
Aeroporto(アエロポルト)m
【カフェ】
Bar(バール)m
【タクシー】
Taxi(タクシ)m
【バス】
Autobus(アウトブス)m
【電車】
Treno(トレーノ)m
【切符】
Biglietto(ビリエット)m
【駅】
Stazione(スタツィオーネ)f
【トイレ】
Bagno(バーニョ)m
【日本人】
Giapponese(ジャッポネーゼ)
【イタリア人】
Italiano(イタリアーノ)
イタリア語の基本単語|動詞
イタリア語の動詞は活用がたくさんあり、実際に使うには予習が必要かもしれません。よく使用する動詞の原形を紹介します。
動詞①:食べる
イタリアのマンマたちが作るお料理の美味しさは格別。「食べる」という動詞は、マンマ信仰の国イタリアでは特に重要な動詞です。
【食べる】
Mangiare(マンジャーレ)
動詞②:歌う
オペラが盛んなイタリアでは、街中で歌を口ずさみながら仕事をする人の姿も。
【歌う】
Cantare(カンターレ)
動詞③:知る
イタリア語の「知る」という言葉は、状況によって異なる動詞を用います。
【(状況や理由を)知る】
Sapere(サペーレ)
【(体験があったり人と面識があるという意味の)知る】
Conoscere(コノッシェレ)
動詞④:いる、ある
「いる」「ある」という動詞、イタリア語では状態によって表現方法が変わってきます。ここでは基本の動詞を紹介します。
【(ある場所や状況に)ある・いる】
Stare(スターレ)
動詞⑤:行く
英語の「Go」に該当する「行く」は、イタリア語では次のようになります。
【行く】
Andare(アンダーレ)
イタリア語の基本単語|形容詞
筆者撮影
イタリア語の形容詞の中でも、ポジティブなイメージの言葉を紹介します。実際にイタリアに旅行したら、これらの形容詞の出番が多いのに驚かれることでしょう。
形容詞は、名詞や数によって語尾が変化します。ここでは原形をご覧ください。
形容詞①:かわいい
日本語の「かわいい」はもはや、サブカルチャーとセットになって世界中で知られています。イタリア語では、このように表現します。
【かわいい】
Carino(カリーノ)
形容詞②:かっこいい
「かっこいい」という日本語のニュアンスを直接伝えるイタリア語は、2つあります。
【かっこいい】
Bello(ベッロ)
【かっこいい】
Fico(フィーコ)
2つ目の「Fico(フィーコ)」は、若者たちの間でよく使われます。どちらかというとあまりエレガントな表現ではないので、使用するのは親しい友人同士にとどめておくとよいでしょう。
形容詞③:素晴らしい
イタリア各地で目にする風景や美術品をみて、「素晴らしい!」と言いたいときには、この言葉を使ってみましょう。
【素晴らしい】
Meraviglioso(メラヴィリオーゾ)
形容詞④:美しい
イタリアの生活では、この言葉の使用頻度がとても高いです。「美しい」を意味するこちらの言葉、「きれい」「素晴らしい」といった広い範囲の意味を持ちます。
【美しい】
Bello(ベッロ)
形容詞⑤:美味しい
世界でも人気のイタリア料理。その美味をぜひ表現してみてください!
【美味しい】
Buono(ブオーノ)
「Buono(ブオーノ)」は、味だけではなく性質や品質を褒める場合にも使います。「味」だけに特化した褒め言葉には、次のような言葉もあります。
【美味しい】
Squisito(スクイジート)
イタリア語の基本単語|副詞
筆者撮影
表現をより豊かにしたい時に使う副詞。
いくつかの副詞は、音楽を勉強をしたことがある人にはおなじみかもしれませんね。イタリア語の会話を楽しむために、便利な副詞を習得しましょう。
副詞①:日付
日付に関するイタリア語は、雑誌の名前などでお目にかかるものがあります。
【昨日】
Ieri(イエーリ)
【今日】
Oggi(オッジ)
【明日】
Domani(ドマーニ)
【明後日】
Dopodomani(ドーポドマーニ)
副詞②:時刻
時刻を表す副詞は、文法の中では脇役。しかし、覚えておくと非常に便利です。
【今】
Ora(オーラ)
【後】
Dopo(ドーポ)
【すぐに】
Subito(スービト)
【まだ】
Ancora(アンコーラ)
【もう】
Già(ジャ)
副詞③:場所
場所を表すイタリア語の副詞は、短くシンプルです。
【どこ】
Dove(ドーヴェ)
【ここ】
Qui(クイ)
【あそこ】
Là(ラ)
【そこ】
Lì(リ)
副詞④:頻度
頻度を表す単語をリストでご覧ください。
【いつも】
Sempre(センプレ)
【しばしば】
Spesso(スペッソ)
【ときどき】
Ogni tanto(オンニ・タント)
【まれに】
Raramente(ララメンテ)
副詞⑤:状態
楽譜で目にする状態を表す副詞は、学ぶのも楽しい響きを持つ言葉がたくさんあります。
【ゆっくりと】
Lentamente(レンタメンテ)
【早く】
Velocemente(ヴェローチェメンテ)
【楽しく】
Piacevolmente(ピアチェヴォルメンテ)
【悲しく】
Lamentosamente(ラメントザメンテ)
【より良く】
Nel migliore(ネル・ミリオーレ)
【参考】在里寛司 ・池田 廉 ・郡 史郎 ・西村暢夫 ・米山嘉晟編 (1999)伊和中辞典(第2版)小学館
まとめ
イタリア語の単語を学ぶ上で覚えておきたいポイントです。
- イタリア語には男性名詞と女性名詞がある
- 主語に合わせて動詞や形容詞は語尾が変化する
- 文法は複雑でも発音は基本的にローマ字読みなので覚えやすい
実際にイタリア語の単語を口にすると、音楽的な響きに魅了される方も多いと思います。
ぜひ美しいイタリア語の単語をたくさん覚えて、素敵なフレーズを作ってみてください。
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